dの活動報告|2023.12

その土地に長く続くことをみんなで共有、活用し、未来につなげる。

私たちは「ロングライフデザイン」を合言葉に、長く続いていることやものを研究・発信する《リサーチ&アーカイブ》、長く続いていることやものを紹介・販売する《セールス&コミュニケーション》、継続性やその土地の個性づくりを開発する《ロングライフクリエイション》の3つを柱に、健やかなものづくりと、そこに大切な意識を広める活動に取り組んでいます。2023年12月までに取り組んだ活動の一部をご紹介します。


 
セールス&コミュニケーション
埼玉|d SCHOOLわかりやすい自然栽培の米作り 槙田塾 特別講座
自然栽培の稲でしめ縄作りワークショップ。

2022年12月19日に日本農業遺産に認定された、熊谷市小江川の田んぼでの自然栽培による米づくり。槙田塾では、生活排水を全く含まないため池の水を使用する「ため池農法」を継承し、自然の完全なるエコシステムを米作りから学びました。その締めくくりとして、最後に、収穫後の稲を使ったしめ縄作りのワークショップを開催。1年間の実りを余すところなく享受しました。今後ももっとたくさんの人がご参加できるよう、会を継続していきます。(尾崎なつ江/D&DEPARTMENT SAITAMA by PUBLIC DINER)

d SCHOOL わかりやすい自然栽培の米作り 槙田塾 2023年7月4日(火)~12月5日(火)(全7回)


 
セールス&コミュニケーション
d47食堂|モーニング
スリランカの紅茶をテーマに、朝ごはんの会を開催。

兵庫県の老舗紅茶専門店「MUSICA TEA」の堀江勇真さんに、スリランカで日常的に飲まれているミルクティー「キリテ」を淹れていただき朝食会がスタート。メインの3種類のカレーに、現地では朝食として親しまれている「エッグホッパー」を乗せたプレートは、提供の度に感嘆の声が上がるほど。食後には、堀江さんがブレンドしたオリジナルセイロンティーとスコーンをお出ししました。堀江さん自ら紅茶のおかわりをサーブしてくださり、お客さまからも「特別な1日になりました」と、喜びの声をたくさんいただきました。今後も定期的に開催していきたいと思います。(山内涼/d47食堂)

MUSICA TEAの紅茶ではじまる朝ごはんの会 2023年12月10日(日)開催


 
セールス&コミュニケーション
d47|びわ湖真珠のもののまわり
びわ湖真珠を学びながら、自分だけのジュエリーを作る。

滋賀県「神保真珠商店」の杉山知子さんをお招きし、びわ湖真珠のジュエリーセミオーダー会を開催しました。色・形・大きさ、それぞれ異なる真珠の中から、お好きな真珠と好みのパーツを選んでいただき、リングやネックレス、ピアスなどのジュエリーをセミオーダー。個性溢れる真珠の中から選び抜く楽しさと大変さを噛み締めながら、想いを込めて丁寧に作っている様子が印象的でした。完成したジュエリーをお届けするのが、今からとても楽しみです。(鹿子木千尋/d47 MUSEUM)

びわ湖真珠のジュエリーセミオーダー会 2023年12月16日(土)、17日(日)開催


 
ロングライフクリエイション
富山|季節のディナー
富山の旬の食材を使用した「Christmas dinner 2023」

12月23日(土)、今年お世話になった生産者さんの食材を中心に、コース仕立てクリスマスディナーを提供。テーブルには「syoufarm」のハーブを飾り、香りを楽しんでいただきながら、料理からデザート、ドリンクまで、富山の旬の食材とダイニングでおなじみの生産者さんの食材を使用した、特別なメニューを味わっていただきました。前日には寒波の影響で積雪も多く心配しましたが、皆さんご来店いただき、1日限りのクリスマスディナーを楽しんでいただけました。(田中陽子/D&DEPARTMENT TOYAMA)

D&DEPARTMENT DINING TOYAMA Christmas dinner 2023  2023年12月23日(土)開催


 
ロングライフクリエイション
富山|d富山店 オリジナル商品開発
富山県朝日町の農家「いただきます」と作るしめ飾り。

富山店で米や味噌をご紹介している「いただきます」の南部さんご夫妻は、高齢化で担い手の少なくなった、富山の東・呉東エリアのしめ縄づくりを受け継いでいます。富山店では、お二人の活動に共感し、1年かけて一緒にしめ縄・しめ飾りづくりに取り組みました。この地域では皆、稲を育てるところから始めます。本物の稲藁を使ったしめ飾りは、青々しく爽やかな香り。それだけで美しく、あえて縁起物の飾りは付けず、稲藁と米のシンプルな形にしました。お客様の声を聞きながら、来年はさらに良い形に改良していきます。(進藤仁美/D&DEPARTMENT TOYAMA)

農家がつくるしめ飾り 富山店、d47 design travel storeで販売


 
リサーチ&アーカイブ
三重|季節限定ドリンク開発
体温まる季節限定ドリンク「ジンジャードリンク」。

全身の血行を促進させ、免疫力も高めるといわれる生姜。今年も、三重県産の生姜を使用しピリッとした辛さで体がポカポカと温まる、ジンジャードリンクを提供しました。生姜の他にも、三重県産マイヤーレモン、柚子、蜂蜜を使い、ほんのりと甘く柑橘が香る飲みやすいドリンクとなりました。今後も三重店の季節限定ドリンクとして、毎年少しずつ変化させながら、多くの方に味わっていただきたいです。(浜津実奈/D&DEPARTMENT MIE by VISON)

→ Instagram|@d_d_mie


 
セールス&コミュニケーション
三重|靴下産業のもののまわり¬ saredoの糸と靴下
saredoのダーニングワークショップを開催。

昨年に引き続き三重店では2回目となる、奈良県「saredo」のダーニングワークショップ。参加者の皆さんは、当日持参いただいた穴の空いた衣服を、自分好みの糸の組み合わせで補修し、長く使い続けたい、愛着の湧く一着に仕上げていました。saredoの萱澤良子さんからじっくりと教わる贅沢な時間を過ごし、「また開催してほしい!」「夢中になって取り組めた!」と好評の声をいただきました。今後もワークショップを通じて、長く使い続けていくことの大切さを伝えていきたいです。(浜津実奈/D&DEPARTMENT MIE by VISON)

saredoのダーニングワークショップ  2023年11月4日(土)開催
靴下産業のもののまわり saredoの糸と靴下  2023年10月2日(月)~11月8日(水)開催


 
ロングライフクリエイション
京都|d食堂京都 オリジナル商品開発
京都府「山田製油」の胡麻がらを使った佃煮が販売

この度、2023年6月に開発・提供した「山田製油定食」の中の一品、「胡麻がら実山椒佃煮」が商品化されました。京都の胡麻屋「山田製油」の工場に伺い、一番絞りにこだわったごま油の搾りかすである「胡麻がら」も美味しくいただけると知りました。山田製油の真っ当な製品作りが伝わる胡麻がら。商品の製造は、最後まで食材を使い切ることを大切にされている佃煮屋「津乃吉」にお願いしました。生産者さんのものづくりと、「おいしいものは、最後までおいしい」ということを、佃煮を通して伝えていきたいです。(村上智佳子/D&DEPARTMENT KYOTO d食堂京都)

→ 商品情報|ごまがら実山椒佃煮~山田製油のごまがらを佃煮に~京都府・津乃吉 京都店、d47食堂、d47 design travel storeで販売
→ レポート|「山田製油定食」ができるまで


 
セールス&コミュニケーション
京都|堀井七茗園の宇治茶
オリジナル宇治茶完成記念。堀井七茗園の宇治茶試飲会を開催。

2023年12月に発売を開始した「堀井七茗園」とのオリジナル宇治茶の完成を記念し、試飲会を開催しました!当日は、堀井七茗園の前田さんにお越しいただき、今回開発した抹茶・煎茶・玉露を目の前で淹れていただくという贅沢な内容。お抹茶自体飲むのが初めてという方も多く、点て方、淹れ方を間近で学びながらの宇治茶の味わいに、驚かれる様子も。堀井七茗園さんと作った宇治茶で、春はお茶会の開催も(!?)実現していきたいと思います。(門脇万莉奈/D&DEPARTMENT KYOTO)

堀井七茗園の宇治茶 2023年12月14日(木)~2024年1月9日(火)
→ 特集|歴史と風土を感じる宇治茶 さらりと体に沁み入るブレンド  D&DEPARTMENT各店、ネットショップで販売


 
セールス&コミュニケーション
鹿児島|『ナガオカケンメイの眼』出版記念トーク 鹿児島店
トークツアーファイナルを迎えました!

2023年9月の沖縄店を皮切りに、D&DEPARTMENT各店を行脚した『ナガオカケンメイの眼』出版記念トークツアー。12月8日の鹿児島店にて、ついにファイナルを迎えました。各店長が選ぶ3話の朗読とそれにまつわるエピソードトークでは、ナガオカさんしか知らない「マルヤガーデンズ」開業当時の秘話などをお伺いしました。後半のゲストトークでは、ナガオカさんもこよなく愛する「大和桜酒造」若松徹幹さんとのクロストーク。焼酎の話やパッケージデザインのこだわり、作り手である徹幹さんからみたd鹿児島店誕生時の鹿児島界隈の様子など、話は尽きず……! 「よか晩(良い夜)」となりました。各会場にてご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。(内門 美里/D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA)

『ナガオカケンメイの眼』出版記念トーク 鹿児島店 2023年12月8日(金)開催


 
リサーチ&アーカイブ
沖縄|生産者訪問
廃ダンボールから生まれる新しいものとアイデア。

「ゴミを減らして、雇用を生む」をコンセプトに、廃ダンボールをアップサイクルし、ステーショナリブランドとして展開している「rubodan」。その商品は全て、自立就労センターで製造しています。今回、rubodanの儀間朝龍さんと一緒に、新しく関わることになったセンターへ見学に行ってきました。製品づくりに取り組んでいただくのは、沖縄店の近くにある作業所「希織」。私たちが廃棄する段ボールを持ち込み、製品にしてもらう、その循環を構築していただきました。今後製品化され、多くの方にこの取り組みを紹介していく予定です。また、ゴミを減らすだけでなく、そこから新しいものになるアイディアを共有していきます。(田口陽子/D&DEPARTMENT OKINAWA)

OKINAWA POP