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スタッフのおすすめ! 福井のロングライフデザインを巡る旅プラン
デザイン観光ガイドブック『d design travel』福井号は、実は編集部ではないスタッフも全力でサポートしています。
そんなスタッフを代表して、福井の産地の挑戦を取材したディレクター、福井号のクラウドファンディング開始から現地取材も担当したD&DEPARTMENT TOYAMA店長、福井の食文化取材を濃密に行い福井定食に落とし込む「d47食堂」チームの4人に、福井旅のプランを教えてもらいました。
『d design travel』福井号と合わせて、福井旅のご参考に!

2024年3月8日(金)全国発売
d design travel FUKUI
¥2,900
暮らすように現地を旅して、本当に感動したものだけを「ロングライフデザイン」の視点で、本音で紹介しています。

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・施設名の横にページ数のある施設は『d design travel』福井号に掲載されています。
・旅のプランは、自動車で回ることを基本にしています。
・事前に、開館時間や営業時間、予約の要不要などをご確認の上、出発ください。
案内人
黒江/D&DEPARTMENTディレクター
10年以上、d47 MUSEUMの企画、編集、運営を担当。現在、ショップ事業部ディレクター。『d design travel』福井号では福井の産地の挑戦を紹介。

1 ディレクターの福井旅プラン
マニアックになってしまう漆旅
写真 左上から時計まわりに、SAVA!STORE(外観+内観)/ ろくろ舎の酒井義夫さん / うるしの里会館

鯖江駅から出発し、地元のデザインファームが運営するSAVA!STOREへ。福井のものづくり&デザインを俯瞰して見ることができます。併設の錦古里漆器店は店内からも漆職人の作業を見ることが可能&ワークショップの受付も。
すぐ近くの丸廣意匠は吹付塗装の工房で、こちらも予約制で見学が可能。どちらの現場も見ることができるのが鯖江のすごいところ。うるしの里会館では「うるしピクト」をじっくり見ながら商品を選びましょう。丸物木地師であるろくろ舎の酒井義夫さんに会えたらラッキー。一見、機嫌が悪く見えるかもしれませんが(笑)ものづくりに真摯で優しいお兄さん。私が漆産地としての鯖江にのめり込んでいったきっかけの人。
とにかく現地の人と直接話すのがポイント! ぜひ、事前に予約などを確認して、「人」に会いに行く旅を楽しんで!
2 ディレクターの福井旅プラン
観光とは違う、店主のセンスにひたる旅
写真 左上から時計まわりに、ataW / talklein / 城町アネックス / ポポー軒

お土産店のみならず、町の文化度を上げる地元のお店も魅力的な福井県。一軒目は鯖江にあるataWへ。300年の歴史ある漆器メーカー、セキサカの12代目が運営するショップは、自社ブランドのSAROシリーズが必見。
続いては南越前町のGENOME REAL STOREで、生活用品も合わせて古道具をチェック。プロデュースした元保育所を活かしたカフェORION BAKEもあわせて楽しんで。最後は福井市にあるtalkleinへ。オーナーの美意識が伝わってくる刺激的なお店。
1日の締めくくりは、福井駅近くのおでんの店、石田屋本店で一杯楽しんだ後、ポポー軒で〆の蕎麦を。宿泊は城町アネックスで、必ず朝食付きの予約を!
案内人
進藤/D&DEPARTMENT TOYAMA ショップ店長
d47 design travel store勤務を経て現職。『d design travel』福井号は、富山号vol.2に続き、2度目の制作で、現地取材も担当。

3 富山店店長の福井旅プラン
すべてのロングライフデザイン起点から出発する旅
写真 左上から時計まわりに、大本山 永平寺 / オレンジBOX / 志野製塩所 / 越前海岸(ノカテ)

ロングライフデザインに共感する皆さんにぜひ立ち寄ってほしいのが永平寺。禅の学びはきっと皆さんの心に響くはず。建築を見るだけではもったいない! 寺内での坐禅(体験約50分)も格別。お好きな方は一泊二日参禅体験もおすすめ。
永平寺で心を整えたらプロジェクトチーム「ノカテ」が活動する越前海岸へ。荒波が被る急峻な山一面に水仙が咲く風景と香りは圧巻(1~2月)。最後は志野製塩所で越前海岸のお塩を入手すれば完璧。
途中でご飯に困ったら、お惣菜バイキングがある地元コンビニ、オレンジBOX(通称:オレボ)のお弁当。お麩の辛子和え(辛い!)やへしこおにぎりなど、自分だけの福井弁当を作って楽しんで。
4 富山店店長の福井旅プラン
嶺南の美しい海の景色をじっくり味わう旅
写真 左上から時計まわりに、三方五湖 / 福井県年縞博物館 / 箸・小鯛の笹漬け / 若狭佳日

海と五つの湖を同時に眺められる三方五湖のテラスから壮大な風景を眺めたら、年縞博物館へ。年縞は湖の底に堆積した地層のこと。展示されている7万年分もの積もり重なった静かな自然の記録は、いろいろな想像を掻き立てます。
そのまま南に足を伸ばして旅館「若狭佳日」へ。若狭湾を一望できる部屋は、あえてカーテンを閉めずに眠りにつきたい。海に昇る朝日をベットの中で淡く感じながら目覚める心地さは何よりの贅沢です。
翌日はさらに南へ。有形文化財「護松園」を利用したGOSHOENでお気に入りの箸をお土産に。街の中にある可愛い化粧地蔵を探して散策するのも楽しい。嶺南土産には「小鯛の笹漬け」をお忘れなく!
案内人
中山・輪手/d47食堂
左からキッチン担当の中山と、フロア担当の輪手。「福井定食」開発では、福井県内を3泊4日で約30か所、食文化を体験しながら集中して取材した。

5 d47食堂スタッフの福井旅プラン
福井の食文化を堪能する旅
写真 左上から時計まわりに、森六(のれん・そば) / 和紙屋 杉原商店 / うみの宿 さへい

朝、敦賀駅に着いたら、まずは年縞博物館で福井の自然の奥深さに触れ、昼食は車を走らせ地元の人からもおすすめされる名店・森六の「越前おろしそば」。そこから車で5分のタケフナイフビレッジでは、越前打刃物の歴史を学びつつ工房見学。ぜひ職人さんたちの作業が見られる平日に(昼休みに注意!)。
ショップとギャラリーが併設された杉原商店(予約制)では越前和紙のお土産を。夕食は越前海岸そば、うみの宿 さへい。獲れたての海の幸はもちろん、福井県南部の郷土食・塩漬けしたサバを糠と塩で発酵熟成させた「へしこ」ははずせません。
写真 左上から時計まわりに、ポポー軒 / みやごう酒店 / 旬味 泰平(店内・のれん)

道の駅 南えちぜん山海里は、福井の「食」を網羅しているのでは、と思うほどの品揃え。「へしこ」も豊富、「たくあんの煮たの」や「がんこ豆」もおすすめです。ポポー軒では「あらびき」「ちゅるちゅる」「ぴろぴろ」の3種類の蕎麦があるから、仲間と違うものを頼んで食感の違いを味わって。
今夜泊まる城町アネックスに車を置いてきたら、お酒の時間の始まり。みやごう酒店は試飲OKのお酒が多く、同じお酒の去年と今年の作を比べたりとじっくり過ごせます。すべてがおしゃれな「泰平」は、大将の美しい手さばきが間近で見られるカウンター席に座ることができれば最高です。最後のRICE BAR CRAFT SAKE LABOでは、福井の地酒と10種類以上あるお通しを楽しみましょう。
写真 左上から時計まわりに、大本山 永平寺 / 谷口屋 / 焼き鳥の名門 秋吉 / ESHIKOTO

体力のある方は(または前日の予定を控え目にして)、早朝に始まる永平寺の朝のおつとめへ(要予約)。
福井は豆腐づくりが盛んで、油揚げにしてよく食べられています。谷口屋の「あげ1枚御膳」には、揚げたての分厚い油揚げがメイン。カリカリと香ばしい外側、箸を入れた瞬間にじゅわあ、そしてフワフワの内側。ぜひ味わってほしいです。ESHIKOTOではテラスから九頭竜川を眺め、珈琲やお酒をのんびりと。5年かけて開発された美味しい「塩だし」の蕎麦を一福でいただいたら、敦賀駅に戻ります。
福井県最後の食事は、敦賀駅から車で数分の秋吉へ。全国チェーンの焼き鳥屋で福井が創業の地。地元の方にも大人気。行くなら夕方の開店時間です。

【部数限定!】編集長のちょっと多めのらくがきMAP(福井ver.)
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※写真はイメージです。撮影状況や光の当たり具合、ご覧になる環境(PCのモニタやスマホの画面)などにより、色合いが異なって見える場合があります。写真と実物では色や風合いが若干異なる場合がございますのでご了承ください。