佐賀 森正洋の平形めし茶碗とうつわ

長崎県波佐見町と佐賀県有田町は県境をまたぎ、400年以上の歴史を持つ窯業の産地です。佐賀県で生まれた森正洋は、1779年に波佐見町で創業した陶磁メーカー「白山陶器」の陶磁器デザイナーとして、現代の日本の暮らしに合うデザインを考え続けました。「G型しょうゆさし」を筆頭に、森正洋が手がけた数多くのロングライフな製品は、現在でも多くの日本人に愛され、食生活を支え続けています。

今回は、森正洋の代表作のひとつ「平形めし茶碗」を約100種類の色柄で展示・販売します。ご飯茶碗としてはもちろん、小鉢としておかずを盛りつけたり、汁物を入れたりと用途を限定せずに使えます。高さがなく、平たい形状は、手の小さな女性の方でも持ちやすく重ねて収納もできます。

また、彼の考えや思想によって生み出されたロングライフな器を多数ご紹介しますデザイナー森正洋の考えや来歴、波佐見焼の文化を知ることで、器との向き合い方を見つけてみてください。

佐賀 森正洋の平形めし茶碗とうつわ

日程
2024/2/29(木)~3/26(火)
時間
10:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA Map 鹿児島県鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ4F

\鹿児島店・会期限定販売/
会期中はデザイナー 森正洋が作り上げた製品を一つでも生活に取り入れていただきたく、「平形めし茶碗」に加え、普段はD&DEPARTMENTではお求めいただけない商品をセレクトいたしました。この機会に是非、お手に取りください。
P型シリーズ
1974年にデザインした「P型コーヒーセット」は、翌75年にはイタリア・ファエンツァの国際陶芸展で金賞を受賞し、国際展では初の大賞を得ました。ストレートなラインの円形ボディにP型のハンドルが遊び心のあるP型シリーズ。今回は「P型コーヒーセット」、「P型ポット」の2種類をご紹介します。
M型シリーズ
1973年に多様化する日本のライフスタイルにあわせてつくられたM型シリーズ。和と洋が入り混じる生活様式の変化に、どちらでも使えるティーセットとして誕生しました。ポットの上にはシュガーポットやクリーマーをスタッキングできます。取っ手が広いつくりで持ちやすく、蓋の落ちにくい構造が特徴です。1973年、グッドデザイン賞受賞。
佐賀 森正洋の平形めし茶碗とうつわ

森正洋 │ 陶磁器デザイナー

1927年佐賀県塩田町生まれ。多摩美術大学の工芸図案科で学び、卒業後は長崎県窯業指導所を経て1956年に白山陶器デザイン室に入社。陶磁器デザイナーとして、およそ半世紀にわたって日常使いしやすい器を生み出す。グッドデザイン賞や国内外のコンペティションなど110以上の受賞作がある。1978年に退社後もデザイン教育に関わり、後進の指導や育成などで活躍した。

佐賀 森正洋の平形めし茶碗とうつわ

デザインモリコネクション

2001年4月11日、森正洋・中山廣文・小田寛孝により設立。陶磁器デザイナー・森正洋のデザインした製品を長く使い続けてもらうために活動。森正洋のデザインに関わるすべての人の幸せを実現することを目指している。