「Wellness Folklore 土地の知恵から生まれた健やかな美しさ」d47 MUSEUMで2023/10/20（金）- 2024/1/28（日）開催

47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM」では、2023年10月20日 (金)より2024年1月28日 (日)まで、第33回企画展となる「Wellness Folklore 土地の知恵から生まれた健やかな美しさ」を開催します。その土地の自然や歴史、地域文化や風習などを背景に持つ、日本各地のケアアイテムを展示、販売。石鹸や入浴剤をはじめ、トリートメントオイルや化粧ブラシ、おりんや座蒲といった道具まで、身の回りのケアアイテムを、その土地で大切にされてきた暮らしの知恵を学び、取り入れながら使うことで、心身ともに、自分らしい「健やかな美しさ」を考える展覧会です。

「ウェルネス」とは、身体的・精神的・そして社会的に健康で安心な状態であること。近年、この概念は、医療や美容、フィットネスはもちろん、ツーリズムや不動産、会社経営、ペットサービスなどの分野まで、世界的に需要が広がり続けています。そして、パンデミックによる価値観の変化を経て、個人毎の価値観と多様性の受容が叫ばれる今、「ウェルネス」や「ウェルビーイング」がさまざまなシーンにおいて注目され、肉体的な健康のみならず、自分自身の心や、社会との繋がりまでを含めた「健やかさ」が増す増す重要視されています。また、コスメ・ケア業界では、SDGsへの関心の高まりを背景に、外見の「美しさ」だけでなく、人や環境への安全性や、生産背景の透明性を求める「クリーンビューティー」の考えが活発化するなど、各社が生活者の多様なニーズに向き合いながら試行錯誤を重ね、循環型社会へ向けた先進的な取り組みも生まれています。

本展では、D&DEPARTMENTが長くつづいているものをデザインの視点で見つめ直す「ロングライフデザイン」の活動を通じて学んできた、「土地に根付く健やかさを」軸に据え、「ウェルネス」に「フォークロア（民間伝承）」の観点を加え、その土地ならではの営みから生まれたケアアイテムを30組選定しました。会場内では、出展品や関連アイテムのほか、本展の公式書籍も販売します。本書には展示内容に加え、デジタル・ウェルビーイングの観点から、テクノロジーや人間と自然存在の関係性を研究する情報学研究者のドミニク・チェン氏や、独自の発酵技術で未利用資源を活用し、再生・循環させる研究開発型スタートアップ「ファーメンステーション」代表の酒井里奈氏の、循環やウェルビーイングをテーマにしたインタビューを収録します。会期中には、出展者を講師に招き、ワークショップや勉強会、トークイベントなどの関連企画も開催し、さまざまな切り口から、自分らしい「健やかな美しさ」を考える機会をつくっていきます。

・プレスリリース詳細およびメディア関係者様向けの提供画像については以下PDFをご覧ください。