笛木醤油 金笛しょうゆパーク

埼玉県川島町にある笛木醤油。ここでは現在でも木桶を使用し、国産原料による醤油造りを行っています。埼玉店でも埼玉産の大豆を使用した醤油などを定番商品として販売しています。

より多くの人に伝統的な木桶での醤油造りを知ってもらい、味わってもらいたいと本社醤油蔵を含め事務所を改装し金笛しょうゆパークとしてリニューアルオープンしました。

『しょうゆでつなぐみんなの笑顔』というコンセプトに醤油蔵の見学、醤油と地元食材を使用した料理が味わえるレストランとショップを併設した複合施設です。
今回笛木醤油の12代目当主の吉五郎さんに案内をしていただきました。

まずはショップ。ここでは笛木醤油で製造する醤油はもちろんのこと地元の食材を使用した様々な加工食品やオリジナルグッズを販売しています。ショップを挟んだ逆側にはレストランが1階2階に分かれてあります。
レストランでは、店内で製麺するこだわりのうどんがさらに特注で作成したという小さな木桶で提供されます。

そしてお気づきでしょうか、ショップやレストランの壁がなんだか直角ではないことに。
なんとこれは直径9mの木桶がショップ、レストラン、の壁面として使用されているのです!あまりに大きくてカメラに収まらないほどの大きさに初めは木桶だと気付きませんでした。

屋外には木桶に入って記念撮影ができるスポットやゆっくりと寛いだり子供たちも遊び回れる遊具がある広場や、川島周辺をサイクリングして回遊できるレンタサイクルもあります。

もちろん醤油蔵の見学もでき、定刻で”金笛しょうゆ楽校”が開催されています。(要予約)学校の”学”を”楽”としているところにも楽しく笑顔を生み出す学びのできる場にしたいのだという思いを感じることができます。
しょうゆ楽校専用の教科書は社会、国語、理科と内容が分かれています。ビジュアルでも醤油づくりが楽しく学べるように工夫されたデザインは大人はもちろん子供にもわかりやすく、この教科書を見ながら実際に醤油を作っている工程を体験も交えながら学べるように企画されていました。ここにきたらこの楽校にはぜひ参加していただきたいです!

醤油について五感で感じ楽しむのはもちろんのこと、ここを拠点にさらに川島町のいろんな場所にも足を運んでもらい川島町を楽しんでほしいという思いが随所に感じられました。