わかりやすい染色-注染-

明治に大阪で生まれた染めの技術「注染」。大阪人の商売気質から生まれたという注染は、効率性が追求された画期的な染めの技法です。注染は、一度に約20mのさらしをじゃばら状に折り重ね、表と裏から染料を注いで染めてい、一回で最大25枚の手ぬぐいが完成します。注染には多くの工程がありますが、ほぼ全てを職人さんの手作業で行います。手作業だからこそ出せるぼかしやにじみは繊細な風合いを出してくれます。

講師に株式会社ナカニの中尾弘基さんをお招きし、にじゆらの手ぬぐいってどうやって作られるの？注染ってなに？など、注染の基本を学び、実際に注染を体験します。手ぬぐいに、染料が混ざらないよう糊で土手を作り、どひんと言われる道具を使って染料を注ぎます。注ぎ加減によって染料が混ざり合い、注染の最大の魅力である「にじみ」と「ゆらぎ」を実際に感じて頂けます。どんな風に仕上がるかは、広げてからのお楽しみ！

大きさはハンカチほどのサイズに「大阪のあめちゃん」柄を染めていただきます。完成した手ぬぐいは、ハンカチサイズにカットしたり、縫い合わせて風呂敷としてお使いいただけたり、工夫次第でさまざまな用途として活用頂けます。是非、ご参加ください！