d SCHOOL
わかりやすい椅子の張り替え
- 価値や思いを繋ぐ仕事 -

長く続く「もの」や「こと」をわかりやすく学ぶ勉強会「d SCHOOL」。これまでに工芸や食文化をはじめ、オーケストラや能など、知っているようでその本質は意外に知らない、様々なテーマで開催をしてきました。

今回は「椅子の張り替え」をテーマに、東京店の中古の椅子を張り替えていただいている「FUJITAKE WORKS」藤武秀幸さんをお招きし、張り替えをはじめとした修理修繕によって変化する「もの」の価値や魅力についてお話を伺います。

D&DEPARTMENTは、創業からずっと変わらずUSEDアイテムを扱ってきました。世間からは見向きもされないもの、大量生産・大量廃棄のレッテルが貼られてしまったものでも、本当は良いデザインで丈夫で長く使えるものは、その価値を信じてお客様に紹介してきました。例えば、大量生産品のひとつ「パイプ椅子」も、座面を張り替えることで無骨でかっこいいデザインが引き立ち、新しい表情が生まれます。私たちD&DEPARTMENTは、直しながら使い続ける、そのものの寿命を全うしてあげることもまた、ひとつのロングライフデザインと考えています。

愛着が深まる「張り替え」の魅力はもちろん、修理修繕によって変化する「もの」の価値、思いの継承について、みなさんと一緒に考える機会になればと思います。