d SCHOOL わかりやすい林業 -山のしごとが紡ぐ、500年続く街づくり-

山のしごとと街づくりの関係性を、東京都・ 町田市の里山整備をもとに紐解きます。

 

東京店では5月から8月にかけて「森と街をつなぐ山のしごと」をテーマに、私たちの暮らしと森、街のつながりについて考えるイベントを行なっています。5月は「木が製品になって私たちの暮らしに届くまでの山のしごと」、6月は「東京の多摩川の水系から読み取る山のしごと」、そして本勉強会は「街の豊かな暮らしと地域コミュニティをつくる山のしごと」として、みなさんと一緒に考え、学ぶ機会を企画しました。

 

東京都・町田市の忠生(ただお)地域には、多くの里山があります。その地域一帯を舞台に、根付いている暮らしや土地の記憶について学びながら、先の500年間ずっと続く人と場のあり方を考えようと、多くの活動を行なっているのが東向山簗田寺(とうこうざんりょうでんじ)の副住職・齋藤紘良さん。お寺の里山を整備して人が集まる場所をつくりたいと、東京チェンソーズに声をかけ、協働しながら忠生地域の次の500年づくりに取り組んでいます。

 

当日は「東京チェンソーズ」の吉田尚樹さんと東向山簗田寺(とうこうざんりょうでんじ)の副住職の齋藤紘良さんを講師に迎え、里山整備の活動や、その先に思い描いている未来、森づくりがどのように私たちの暮らしやコミュニティに影響を与えるのかについて、お話を伺います。林業に興味がある方はもちろん、街づくりに伴う活動をされている方など、ぜひご参加ください。次の20年、30年、100年先の未来を見据えているお二人の考え方に触れることのできる貴重な機会です。本勉強会を通して、改めて自分の住んでいる街に関心を向けて、森と街のつながりの可能性について一緒に考えましょう。

 

講師:吉田尚樹さん(東京チェンソーズ)、齋藤紘良さん(東向山簗田寺 副住職)

 

 

 

d SCHOOL わかりやすい林業 -山のしごとが紡ぐ、500年続く街づくり-

日程
2022/6/25(土)
時間
10:30~12:00頃終了予定
場所
D&DEPARTMENT TOKYO Map D&DEPARTMENT TOKYO
参加費
¥2,200(1ドリンク付)税込
定員
30名 ※定員は状況により変動する可能性がございます。

●お申込み方法:WEB/店頭/お電話
●お問い合わせ:03-5752-0120(東京店)

※席は当日先着順でのご案内となります。開場の30分前(10:00)よりお並びいただけます。
※開演後は、演出の都合上すぐにご入場いただけない場合がございます。スタッフの誘導に従い会場内にお入りいただきますよう予めご了承ください。

東京チェンソーズ×D&DEPARTMENT TOKYO
「森と街をつなぐ 山のしごと」展
木製品が使えたり、美味しい水が街に運ばれたり、天災による土砂崩れが起きにくくなったり、生きるのに必要な空気がしっかりと循環されたりする裏側には“山のしごと”がありました。本企画は5月から8月にかけて4つのテーマで、「森と街をつなぐ 山のしごと」をみなさんに体験いただきます。東京チェンソーズの「山のしごと」を通して、私たちの暮らしと森、街のつながりについて考える機会にしていただけると幸いです。

会期:2022年5月14日(土)~8月28日(日)
場所:D&DEPARTMENT TOKYO 2Fショップ
>>イベント詳細はこちら
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吉田尚樹|東京チェンソーズ

1978年東京都杉並区出身。マカレスター大学文化人類学部卒(アメリカ)。外資系コンサルティング会社に8年勤務後、「社会と自分にとって意義のある仕事」を求め、林業に転職、一家で檜原村へ移住。現在は木材の販売を統括しており、「1本まるごと素材」の販売を通して根株や枝葉など規格化されていない素材の美しさ・力強さを提供している。2児の父。>>東京チェンソーズ

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齋藤紘良|東向山簗田寺副住職


1980年生まれ。専門は子どもが育ち暮らし老いて死んで次に向かうための環境や文化を考えること。副住職をしながら、「500年のcommonを考えるプロジェクト『YATO』」のディレクターや保育施設の運営、500年間続く祭りの創造、寺院の再興、映像番組などへの楽曲提供、そして雑貨と電子楽器を駆使したパフォーマンスなどを行なっている。発表音源に『narrative songs』(CD,spotify etc.)、著書に『すべて、こども中心。』(カドカワ)などがある。チルドレンズミュージックバンドCOINNメンバー、全国私立保育連盟研究企画委員、和光高校非常勤講師。>>東向山簗田寺

 

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500年のcommonを考えるプロジェクト『YATO』

「谷戸」と呼ばれる、丘陵地が侵食されて形成された谷状の地形を持つ町田市忠生地域。「すべて、こども中心」を理念とする「しぜんの国保育園」や寺院を取り巻く里山一帯を舞台に、地域について学びながら、500年間続く人と場のあり方(=common)を考えるアートプロジェクト。アーティストや音楽家、自然環境や歴史などの専門家や地域の団体と連携し、次世代を担うこどもと大人が一緒に取り組む企画を行っている。>>YATOプロジェクト