三重のロングライフデザインを巡る旅に行ってきました。〈 後編 〉

編集長が約3ヶ月間、暮らすように現地を旅して本当に感動したものだけを本音で紹介するガイドブック『d design travel』。今回、三重号の発刊を記念して、本誌掲載地をめぐるスペシャルツアーを開催しました。
2000年以上続く伊勢神宮からヴィソンにオープンしたばかりのD&DEPARTMENT MIE by VISONまで。伊勢の餅文化や松阪牛、伊勢志摩の海人小屋や鰹いぶし小屋も味わい尽くした1泊2日の行程です。〈 後編 〉では、2日目の様子をご紹介します。

2日目は伊勢神宮への早朝参拝で始まります。麻吉旅館の階段上から気持ちの良い朝日を浴びて、いざ出発です。

ガイドの方に神宮の文化や歴史から、正しい参拝の仕方まで、さまざま解説していただきながら、内宮の代表的なみどころを巡ります。参宮者が少ないのも早朝ならでは。凛とした空気に包まれながら、樹齢数百年といわれる緑深い神域を全身で感じることができました。

江戸時代にお伊勢参りをする旅人たちの疲れを癒した、三重県各地の個性豊かなお餅たち。その中から、今回は、「二軒茶屋餅店 本店」と、その斜向かいに売店を構える「伊勢角屋麦酒」へ立ち寄りました。お餅を伊勢茶とともに店内でいただいたり、お土産を買ったりと、思い思いに過ごします。

ほっと一息ついて向かったのは「河田フェザー」。1891年から羽毛ふとんやダウンジャケットの国内普及を支えてきた、国内唯一の羽毛専業メーカーです。羽毛洗浄に最も適した気候と水を求めて、1991年に名古屋市から伊勢湾南部の明和町に移設した工場の内部を特別に見学させていただき、羽毛精製の工程やリサイクル羽毛の取り組みについてを学びました。
(なぜ明和町なのか。キーワードは「気候」と「水」。詳しくは三重号本誌内の特集「"伊勢"のテキスタイル(p112)」をぜひご覧ください。)

日本中からリサイクルで回収される羽毛ふとんの山々に圧倒されたり、

精製前の羽毛原料には独特の臭いがあることを身をもって体験したり、

綺麗に洗浄され、精製されていく羽毛はまるで雪が舞うようで思わず見惚れてしまったり、精製後の羽毛に触れ、その柔らかさや軽さに改めて驚いたりと、普段の暮らしでは知り得なかった現地ならではの貴重な体験を通して、河田フェザーの取り組みと羽毛のいろはを学ぶことができました。

2日目のランチは、「カフェまつもと」。1000日以上かけた長期肥育で特産松阪牛を育てる松本畜産が、「気軽に松阪牛に接せられる機会を」と自ら営むお肉料理カフェです。
松本さんに特産松阪牛についてをお聞きしながら、堪能します。編集長はじめ、D&DEPARTMENTの三重店スタッフも虜になった"本当の美味しさ"。参加者みなさん(もれなく私も)夢中になっていただきました。

食事の後には、牛舎も案内してくださり、牛一頭一頭と丁寧に向き合う姿勢や日々の営みなど、農家だからこそのお話しもお聞きすることができました。

ツアーの最後は、2021年多気町にオープンした複合施設ヴィソンで締めくくります。東京ドーム24個分の敷地のため、「広大すぎてどこを回ったらいいか分からない」という声もありますが、このツアーでは、D&DEPARTMENTの三重店スタッフがガイドし、ヴィソンの外せないポイントをぎゅっとめぐりました。

D&DEPARTMENTの三重店では、今回の旅程で訪れた三重のロングライフデザインを振り返りながら、お買い物も楽しんでいただき、自由解散。解散後に本草湯でゆっくり旅の疲れを癒した参加者もいらっしゃいました。

今回のツアーには、三重県へ来るのが初めての方も、三重県内にお住まいの方もいらっしゃいましたが、みなさん共通して「ものづくり」や「その土地の営み」などに関心を抱き、ご参加いただいていました。観光用だけではない、ありのままの三重もめぐり、その土地で暮らす人々との交流を通じて、三重に根付く風土や文化の豊かさを体感していただけたように感じます。ツアーの実現を支えてくださった三重県のみなさん、そして参加者のみなさんに感謝が尽きません。

とは言うものの、今回の1泊2日という限られた時間で訪れたのは、鳥羽、志摩、伊勢、多気の4つのエリア。三重にはまだまだ魅力がたくさんあります。参加者のみなさんにも「(今回来たことろを)またじっくり深掘りしたい」「他のエリアにも行ってみたい」「旅先としておすすめしたい」という言葉をいただきました。

次の旅は三重県にしてみようかな、と思ったあなた。
三重の観光情報は以下をぜひ参考になさってみてください。
>> 観光三重 - 三重県の観光・旅行情報はここ!
>> d design travel MIE

D&DEPARTMENTでは、今後もこのような企画をつくっていきたいと思っております。D&DEPARTMENTウェブサイトでもお知らせしますが、次回の参加を逃したくない!という方は、ぜひ【こちら】のメールニュース会員に登録(無料)してくださいね。
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