富山店 d SCHOOL わかりやすい印染

6月15日(木)~8月6日(日)の間、D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERYで開催する「印染のもののまわり」展。「印染(しるしぞめ)」とは、暖簾、法被、手ぬぐい、前掛け、のぼり、大漁旗といった織物に、特有の文字や紋章、マークなどを染めつける技法です。展覧会に合わせて、富山県・岐阜県で制作を続ける作り手をお招きし、「印染とは何か?」を学ぶトークイベントを開催します。

 

今回は、3名の作り手の方をゲストにお招きします。富山県高岡市で、獅子舞の蚊帳などの染めを得意とする「染元 山本染業」山本剛士さん。同じく富山県南砺市で藍染の工房を受け継ぐ「森田染工房」の森藍子さん。そしてお隣の岐阜県から、相撲の幟旗などを手がける「吉田旗店」吉田聖生さん。

 

印染は、作るものに合わせて、引染や捺染、浸染といった様々な染めの技法を駆使する、という特徴があります。今回のトークでは、印染で使われる代表的な技法のこと、各工房で得意とする染めものから、各地域の風土・文化の特徴を伺っていきたいと思います。

 

トークの翌日は、実際に印染の技法の一つである「引染」を体験できるワークショップも開催予定。ぜひトークと合わせてご参加ください。

富山店 d SCHOOL わかりやすい印染

日程
2023/7/21(金)
時間
18:30~20:00(18:00~受付開始)
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA Map D&DEPARTMENT TOYAMA
参加費
1,500円(税込・1 drink付) ※お支払いは当日・現金にてお願いします。
定員
48名

●お申込み方法:店頭/電話/Web
●お問い合わせ:076-471-7791(富山店)

印染に学ぶ、日本の染め文化
印染のもののまわり
印染業生産者の若い力を結集し業界の向上に取り組む、全国青年印染経営研究会(略称:全染研)とともに、日本の伝統的な染め文化である、印染(しるしぞめ)の歴史や背景、技術など、その魅力を伝える展覧会を開催します。

期間:2023/6/15(木)~8/6(日)富山店会期
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富山店 引染ワークショップ
富山県高岡市で獅子舞の蚊帳など染める「染元 山本染業」の山本剛士さんをゲストにお招きし、「引染」と呼ばれる染色技法でミニ大漁旗を染めるワークショップを開催します。

日時:2023/7/22(土)①10:00~12:00/②13:30~15:30/③16:00~18:00
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富山店 d SCHOOL 工房見学・藍染ワークショップ
富山県南砺市に工房を構える「森田染工房」に伺い、糊置きや染めの工程など、染の一連の工程を見せて頂きます。またハンカチまたはTシャツ、どちらかお好きなアイテムを選び、藍染で染める体験も行います。

日時:2023/8/5(土)①10:00~13:00/②14:30~17:30
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富山店 d SCHOOL わかりやすい印染

染元 山本染業

創業明治42年、富山県高岡市にある染色工房。主に獅子舞胴幕、神社仏閣幕、祭礼法被などを制作。デザインから、染色、縫製までのすべての工程を自社で手がけている。得意な染色技法は防染糊と型、反応染料を利用した引き染。近年は、オリジナルのバッグ製作などの新しい分野にも挑戦している。

富山店 d SCHOOL わかりやすい印染

森田染工房

富山県南砺市福光に工房を構える。文政五年(1822)、本家より分家し創業。田舎紺屋として初代から本業としてきた藍染めを伝えつつ、さまざまな染色技術を駆使し、時代に沿った染め物を制作する。祭伴天や獅子舞衣装、幕、暖簾、のぼり旗や藍染製品等を手がけている。

富山店 d SCHOOL わかりやすい印染

吉田旗店

岐阜県岐阜市で、明治5年創業・6代続く染め物屋。相撲の本場所や地方巡業で使われる相撲のぼりをはじめ、のれんや大漁旗など、引染による鮮やかな染物を手がけている。