デコ屋敷のもののまわり

人々に寄り添い続けるもの作りと、歴史が根付く場所

デコ屋敷は、郡山市西田町にある300年以上の歴史をもつ、デコ(人形)をつくる4軒の工房からなる集落です。ここでは主に、「三春張り子」と呼ばれる和紙を貼り重ね成形・絵付するものと、「三春駒」という馬の木型に絵付するものが手掛けられ、縁起物や豊作を願うお守りとして大切にされてきました。

今回はデコ屋敷でつくられる縁起物の十二支の張り子や三春だるまなど、展示期間限定で個性豊かなデコを紹介します。伝統と歴史があり、人形をつくるということで暮らしに寄り添い続ける「デコ」 の魅力を身近に感じていただき、実際に作り手を訪れ見聞を深める機会を作ります。作り手の願いが暮らしの一部として溶け込み、人の手でつくられるもののあたたかさや、愛おしく思う気持ちを実感してただくきっかけとなれば幸いです。

 

デコ屋敷のもののまわり

日程
2024/4/1(月)~6/30(日)
時間
10:00-20:00
場所
D&DEPARTMENT FUKUSHIMA Map D&DEPARTMENT FUKUSHIMA

●お問い合わせ:024-983-9700

デコ散歩と絵付け体験
d SCHOOL わかりやすいデコ屋敷
2024/05/25(土)
職人とデコ屋敷を巡る現地ツアー「デコ散歩」と、デコ屋敷の代表的な張り子「豆だるま」の絵付け体験を実施します。
申し込みはこちらから
会期限定販売商品
D&DEPARTMENT FUKUSHIMAで普段手に入らない、個性豊かなデコをセレクトしました。
旅の思い出としても、大切な人への福島みやげにもぴったりです。この機会に是非、お買い求めください。
三春駒
坂上田村麻呂が蝦夷討伐で苦戦していたところを、木馬に助けられたという伝説が由来とされ、子育てや長寿のお守りとして、多くの人に親しまれています。直線的な造形の美しさや、職人によって描かれる繊細な紋様が特徴です。
豆だるま
橋本広司民芸で作られる豆だるま。手で形成されており、ひとつひとつ違った表情を見せてくれます。是非店頭でお手に取ってご覧ください。
デコ屋敷のもののまわり

高柴デコ屋敷

郡山市西田町にある300年以上の歴史をもつ、デコ(人形)をつくる4軒の工房からなる集落。ここでは主に、「三春張り子」と呼ばれる和紙を貼り重ね成形・絵付するものと、「三春駒」という馬の木型に絵付するものが手掛けられ、縁起物や豊作を願うお守りとして大切にされている。