saredoの糸と靴下
古くは大和絣の産地として栄え、現在では国産靴下の一大産地として様々な繊維産業がリンクする奈良。その地で生まれ育まれた一軒の糸商、萱澤商店の萱澤有淳さんは、家業を営む中で、国内外の様々な種類の糸を卸すだけでなく別注の糸の取次をするなど、商品の企画提案も行っていました 。
長年靴下の生産の現場に関わり続けてきた萱澤有淳さんは、落ちわたを100%使用したリサイクルコットンに出会い、2014年に「saredo -されど-」を立ち上げ、糸の企画、製造だけでなく「落ちわたを暮しに取り入れると言う価値観」を使うかたと共有するべく、靴下、帽子、ニットなどの暮しの道具を製造、販売しています。
靴下には「たかが靴下、されど靴下」という言葉があります。靴下は「莫大小」と書いて「メリヤス」編みと言う編み方で作られますが、文字通り大きくも小さくもなる伸縮性に優れた編み方です。その為丁寧に作られたものと手抜きをして作られたものはパッと見では判りませんが、履き比べればその差は一目瞭然です。単なる「made in Japan」ではなく「誠実」、「正直」、「謙虚」 、「繊細」と言った日本人の精神性と craftsmanship=職人気質に基づき「たかが」ではなく「されど」と思われるような 、「made by Japanese spirits」なものつくりに関わり繋げて行くことを大切にしています。
今回の展示では saredo の定番商品である靴下や帽子、ニット、それらをカタチつくるリサイクルコットンの糸など、カラーバリエーションも豊富に取り揃えてご紹介します。

saredoの糸と靴下

日程
2023/2/23(木・祝)~2023/3/27(月)
時間
11:00~18:00(火・水曜休)
場所
D&DEPARTMENT KYOTO Map D&DEPARTMENT KYOTO

●お問い合わせ:075-343-3217(京都店SHOP)

3/21(火・祝)は営業し、3/23(木)は振替休業となります。

\関連企画イベント/
saredoのダーニングワークショップ
2023年3月21日(火・祝)①11:00~13:00 / ②14:00~16:00(全2回 ※事前予約制)
日常的に身につける衣類を長く使い続ける方法のひとつ、ほつれや穴を糸で繕う「ダーニング」のワークショップを開催します。当日はsaredoの萱澤良子さんを講師にお招きし、お客様にお持ちいただいた衣服の穴の空いた部分を、saredoの糸を使って補修をします。穴が空いていない衣類でも、リメイクするようなイメージでワンポイント糸を差し込んで頂くことも可能です。萱澤さんに糸の選び方のポイントや、こだわりなどのお話しをいただきつつ、じっくりとダーニングに取り組む特別なワークショップ、ぜひご参加ください!
申し込みはこちらから
\saredoの糸の量り売りも致します/
今回の展示では、saredoの定番商品である靴下や帽子をバリエーション豊富に取り揃え、糸の量り売りも行います。

少量の編み物や洋服のリメイク、ラッピングの紐など、アイデア次第で色々とお使い頂けます。saredoの糸を使って編み物をしたい方は、 まずはお試しで使ってみるのもオススメです。
\saredoの新作、ご用意しています/
糸は、サラリとした肌触りの「SALA-RE: - さらり -」や、印象派の絵画のような「Re:sistance yarn」。
帽子は、島根県出雲市で落ちる短い繊維、落ちわたを集めてそれだけで甘く縒って紡いだ saredo のリサイクルコットンを使った「Jellyfish on stage」に、長野県の綿毛のような落ちわたを使用した「Calamer」。その落ちわたを、カーディガンにして、軽やかな着心地に仕上げた「Manta」は、とても柔らかく、春先まで着れそうです。トロトロな着心地の「Gretzky」は、新色のホワイトが登場しています。

その他、靴下や帽子など、種類豊富に取り揃えております。
寒暖差が大きい季節の変わり目に、春先まで使えるsaredoの触り心地のいいアイテムをぜひ、店頭にてご覧ください。
saredoの糸と靴下

株式会社萱澤商店/saredo

萱澤商店は、1948年に奈良県大和高田市で創業した糸の卸会社。取締役を務める萱澤有淳さんが企画・開発を担当し、奥様の良子さんがデザイナーとして携わるブランド「saredo」を2014年に立ち上げ。定番商品のリサイクルコットン糸は、国内の紡績工場で糸をつくる工程で出た「落ちわた」を100%使用し、独自の紡績方法で紡がれています。