福岡 小石原焼 太田哲三窯

福岡県朝倉郡東峰村で約350年続く小石原焼。小石原焼は、1280度という高温で焼き上げるため、とても丈夫で日常使いとして気兼ねなく使える器です。数ある窯元の中の「太田哲三窯」は、時代が変化しても、伝統の型と用途に忠実であることを大切に、現在まで日常に使いやすい器を作り続けています。

 

太田哲三窯の器に描かれる模様は、「飛び鉋」や「刷毛目」「櫛目」「打ち掛け」「指描き」「ぽん描き」といった様々な伝統的な技法が用いられています。なかでも小石原焼の有名な技法のひとつ「飛び鉋」は、鉋と呼ばれる道具を器の表面に当ててロクロを回し連続模様を刻んでいく技法です。「飛び鉋」よりも古くから使われてきた「刷毛目」はロクロを回しながら化粧土を含ませた平刷毛で叩くように上下させて施される文様です。人気の「飛び鉋」や「刷毛目」以外にも「櫛目」「打ち掛け」「指描き」「ぽん描き」などの伝統的な技法が描かれた器も店頭に並びます。

 

ご紹介する器は、どれも伝統の技法で彩られた器ですが、カレーやパスタなど洋のお料理ともよく合います。また、毎日のお料理に使い勝手の良いように考えられているため、素麺などの夏のお料理にも丁度よく、お料理がよく映えます。来客の時に嬉しい8寸や7寸の大皿や、取り分けに便利な豆鉢、ぐい呑、ピッチャーなど、様々なサイズ、形の器が届きます。用途に忠実で、伝統を守り続けるものづくりから生み出される器たちをぜひご覧ください。

福岡 小石原焼 太田哲三窯

日程
2023/7/12(木)~9/12(火)
時間
10:00~19:00 ※最終日は16:00まで
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA Map D&DEPARTMENT TOYAMA

●お問い合わせ:076-471-7791(富山店)

d福岡店スタッフの太田哲三窯訪問レポート
小石原焼の歴史や技法、太田さんの人柄など、詳しくご紹介しています。あっという間に作品を作り上げる太田さんの手際の良さに目を見張り、多数の作品に囲まれたギャラリーは、太田さんご一家のお人柄も相まって、とても居心地の良い場所でした。

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福岡 小石原焼 太田哲三窯

太田哲三窯

江戸時代に伊万里から陶工を招いてはじまった小石原焼は、地元の陶土を約1280度の高温で焼き締め、指描き、打ち掛け、櫛目、刷毛目、飛び鉋などの模様がある。太田哲三窯では、伝統を守り、日常づかいの器をつくり続けている。

太田哲三窯