桶屋近藤のもののまわり

京都市北区紫野に工房を構える「桶屋 近藤」。良質な木材の仕入れから、製造、販売までを全て店主・近藤 太一さんがお一人で行われています。現代では「工芸品」として見ることが多い桶ですが、昭和初期頃までは、風呂桶や洗濯たらい、おひつなど、各家庭に一つはあった身近な生活道具でした。プラスチックや琺瑯の技術が普及するにつれ、桶は日用品から工芸品へと移り変わり、京都市内だけでも300軒ほどあった桶屋は今では数軒まで減少しています。

今回は、桶屋近藤の“まわり”にある、桶の産業や歴史、桶屋近藤のものづくりについてご紹介しながら、おひつや寿司桶を中心に販売します。また、連動企画としておひつのレンタルサービスの実施や、お直しとオーダーの相談会を開催します。

木桶を使っていて感じることは、意外と“気楽”で、やっぱり“美味しい”、便利な道具ということです。木材と箍のみで作られるシンプルな構造だからこそ、修理しながら長く使い続けることができます。

道具の選択肢が多様な現代において、桶を暮らしに取り入れることで生まれる豊かさと、木桶ならではの機能や使い心地を体感いただく機会になれば幸いです。

桶屋近藤のもののまわり

日程
2022/10/21(金)~12/5(月)
時間
11:00~18:00(火・水曜定休 )
場所
D&DEPARTMENT KYOTO SHOP

●お問い合わせ:075-343-3217(京都店SHOP)

最終日は17:00までとなります。
社会状況によっては、予告なく営業日時を変更する場合がございます。ご来店の前に最新情報をご確認ください。
最新の営業情報は【こちら】

桶の基礎知識を学び、使うことで感じられる味の変化を体感する
d SCHOOLわかりやすい桶
-d食堂のちらし寿司付き-
2022年11月12日(土)18:30~19:30
桶屋近藤の店主・近藤 太一さんをお招きし、そもそも桶とは?というところから、一つの桶物が生まれるまでの工程、上手に長く付き合うためのお手入れ方法を学び、木桶を使うことで感じられる味の変化を体感していただくワークショップです。
木桶のおひつや寿司桶が気になっているけど、実際どんな機能があるのか、どんな味の変化があるのか試してみたい、知ってみたい、という方、桶の基礎知識について学びながら、木桶を使ったお料理や飲み物を食べ比べしてみませんか。
申し込みはこちらから
\連動企画/
桶屋近藤×D&DEPARTMENT KYOTO
オリジナルマグの販売
dオリジナルで作っていただいた「おけマグ」。器としてもグラスとしても使うことができるサイズ感で制作をお願いし、京都店のオープン当初から販売しています。
昨年、制作秘話について伺ったインスタライブもぜひ合わせてご視聴ください。

<2021年11月6日配信 インスタライブは【こちら】
京都「桶屋 近藤の手仕事」関連企画トーク 第2弾
ゲスト:桶屋近藤・店主 近藤太一さん
聞き手:ナガオカ ケンメイ
進行:D&DEPARTMENT KYOTO SHOPスタッフ 下野
お直し&オーダー相談会を開催します
この日は近藤 太一さんに在店していただき、桶の修理やオーダーのご相談を承ります。
桶は木材と箍(たが)のみで構成されており、シンプルな構造だからこそ、痛んだ部分は修理しながら長く使い続けることができます。傷んでいて使えずに眠っている桶がある方や、おひつや寿司桶に興味があるけど、ピッタリくるサイズが見つからない…という方、お手入れ方法や作り手さんのお話を詳しく聞きたいという方、ぜひお立ち寄りください。

<近藤太一さん在店日>
日時:11月12日(土)13:00~18:00
場所:D&DEPARTMENT KYOTO SHOP
\お試しいただけます/
おひつの無料レンタル
おひつに興味があるけど、価格やサイズ感、材質で悩まれているという方に向けて、おひつの無料レンタルを実施します。意外と“気楽”で、やっぱり“美味しい”木桶のおひつを、ぜひ一度お試し下さい。

期間:受付日より14日間(配送対応不可)
条件:アンケートのご協力と使用写真のご提供
貸出数:お一人様1つ
サイズ:七寸(五合入るサイズです)

その他詳しい内容はスタッフまでお問い合わせください。
京都店 075-343-3217
桶屋近藤のもののまわり

近藤 太一/桶職人

1973年大阪生まれ。1998年京都精華大学大学院修了。2002年に「木工芸」の人間国宝である中川 清司さんに出会い、中川さんが手がける桶の美しさや、繊細な手仕事に感銘を受け、桶や樽の製造技術を学ぶ。その後2009年に独立し、京都市北区紫野に工房「桶屋近藤」をひらく。2016年には 「京指物」伝統工芸士の認定を受ける。