めぐる技術・自然・暮らし - 縫製技術から循環をつくる「Nercocia.」の取り組み -

D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY 55回目の展覧会は、富山県小矢部市にある縫製メーカー「ミヤモリ」が挑戦する新たな取り組みをご紹介します。

 

1966年創業の「ミヤモリ」は50年以上に渡り、体操着やスポーツウェアづくりに携わり、日本を代表するものづくりを続けてきました。創業から50年以上経った今、次の50年に向けて地域との繋がりや循環をつくる必要性を感じ、地元小矢部でつくられるハトムギを活用した保湿ウェア・コスメブランド「Nercocia.(ネルコッチャ)」の展開や、廃棄されるハギレのアップサイクル、子どもたちへの教育活動など、様々な取り組みを始めています。

 

縫製メーカーの枠に捉われない取り組みですが、そこには、ものづくりを問い直し、改めて人々の豊かな暮らしや地域・自然環境とのつながりの中に、自分たちの仕事の価値を見出そうとする挑戦があります。本展覧会を通して、事業の継続を地域の自然と共に考え、進化させていくためのヒントを感じていただければと思います。

 

めぐる技術・自然・暮らし - 縫製技術から循環をつくる「Nercocia.」の取り組み -

日程
2024/4/18(木)~6/9(日)
時間
10:00~19:00
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY Map 富山県富山市新総曲輪4-18 富山県民会館1F

●お問い合わせ:076-471-7791(富山店)

主 催:D&DEPARTMENT TOYAMA、株式会社ミヤモリ
協 力:STRIDE、ハマ企画株式会社、株式会社山田写真製版所

1966年創業。小矢部市に拠点をおく縫製メーカー。伸縮性のある生地の縫製を得意とし、学校の体操着を始め、陸上競技・テニス・スキー・水泳などハイクオリティなスポーツウェアからカジュアルウェアに至るまで幅広く手掛けている。
小矢部市や高岡市福岡地域の特産であるハトムギからとれる"ぬか油"を配合したナイトウェアやルームウェア、スキンケアブランド。使い道がなく廃棄されていたハトムギの糠に注目し、自然の恵みとして活用できるように蘇らせ再利用することで、人々の暮らしと地域の自然環境を豊かにすることを目指している。「ネルコッチャ」とは、富山県呉西地方の方言で「おやすみなさってください」をあらわす言葉。