大與の和ろうそく

火と人を繋ぐ、和ろうそくの灯

 

「和ろうそく 大與(だいよ)」は、滋賀県高島郡にて1914年に創業された、和ろうそくの専門店です。職人の手によって作られる和ろうそくは、櫨の実や米ぬかなどの天然の植物蝋のみを使い、原料が全て純植物性のため油煙が少なく、香りもほとんどありません。洋ろうそくの芯が糸で作られているのに対し、和ろうそくは和紙に燈芯を巻きつけた芯で作られており、溶けた蝋を吸収するため炎が穏やかに長く続きます。

 

創業から100年余りが経ち、時代の流れとともに、暮らしの中で火に触れる機会は少なくなりました。四代目当主・大西巧さんは、「“火と人”を繋ぐ」をコンセプトに、伝統的な和ろうそくづくりを続けながら、現代の暮らしにも取り入れやすいものづくりにも挑戦されています。

 

今回の企画展では、お彼岸の時期に使って頂きたいご進物用のろうそくに加え、新作の米ぬかろうそくや、灯まわりの道具をご紹介します。夜が長くなるこれからの季節に、和ろうそくの灯がある暮らしを始めてみませんか。

大與の和ろうそく

日程
2023/8/25(金)~10/1(日)
時間
11:00~18:00(水曜休)最終日は17:00まで
場所
D&DEPARTMENT KYOTO SHOP Map D&DEPARTMENT KYOTO

●お問い合わせ:075-343-3217(京都店SHOP)

\関連企画イベント/
「和ろうそくをつくろう」
2023年9月2日(土)①11:00~12:00/②13:00~14:00/③15:00~16:00 /④17:00~18:00
「和ろうそく大與」の大西巧さんにお越しいただき、伝統的な櫨蝋(はぜろう)で和ろうそく作りを体験します。いつも何気なく迎えてしまうお彼岸を、今年はろうそく作りを通して文化を知り、そして自分で作ったろうそくに灯を灯して迎えてみませんか。

今年は【抽選】でのご案内です。申込受付期間内にお申し込みいただき、抽選ののち、発表日に当選結果をご連絡いたします。
申し込みはこちらから
\9月29日は d食堂京都・夜営業します/
「和ろうそくでお月見BAR」
夏が過ぎ、涼しくなり始めた季節に、満月の夜を楽しむ日本の風物詩 “お月見(十五夜)”。この日は「滋賀 大與の和ろうそく」関連企画として、d食堂京都が「和ろうそくでお月見BAR」として夜営業します。今年の十五夜は、この日限りの夜の食堂で、和ろうそくの灯と美しい月を眺めながら、美味しいお酒とおつまみを楽しみませんか。

日程:2023年9月29日(金)
時間:11:00~17:00(L.O.16:00) 通常営業、18:00~21:00( L.O. 20:30)夜営業
場所:D&DEPARTMENT d食堂京都
大與の和ろうそく

和ろうそく 大與

大西 與一郎氏が滋賀県高島郡にて大正3年に創業。和ろうそく一筋で四代に渡り技術を伝承している。三代目の明弘さんは、“いかにして安く大量に作れるか”が求められた高度経済成長期に、時代の流れに左右されることなく「本物の灯りを守りたい」と決意。四代目の巧さんも「正直、嘘つかず、良いものを正当な価格で。」という意志を受け継ぎ、伝統的な和ろうそく作りを続けながら、今の暮らしに寄り添った和ろうそくの提案にも挑戦している。