知多木綿の白い布展

D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY 49回目の展覧会は、愛知県の知多地域で織られる「知多木綿」をご紹介します。

 

本展覧会は、愛知県知多郡阿久比町にこの地域のもの・文化を発信する場としてオープンした「d news aichi agui」がきっかけとなり、開催された展覧会の巡回展です。「d news aichi agui」は、もともと機織り工場だった場所をリノベーションして作られました。知多地域は、江戸時代に最高級の木綿の産地として栄え、昭和には松坂・泉州と並んで日本三大綿織物産地といわれました。

 

知多木綿とは、愛知県の知多地域で織られている木綿(もめん)を総称して呼ぶ生地の名称です。基本的に、小巾生地(こはばきじ)と呼ばれる巾50cm以下で、染色前の白い生地が織られています。一般の方はあまり見る機会が少ない生地ですが、浴衣、てぬぐい、半纏(はんてん)などの伝統和装に使われており、国内の白生地の半分は知多木綿と言われるほど、日本の生活に欠かせない存在です。本展覧会は、染色前のまっさらな知多木綿を多数ご紹介します。

 

また会期中は、知多木綿の量り売りも承ります。手ぬぐいやストール、カーテンなどとしてもお使いいただけるほか、バックや浴衣など手芸の材料としてもお使いいただけます。白いままでも、ご自分で染めてみても楽しい生地です。

 

シンプルな白い布の中にある、多様な技術と表情をぜひご覧ください。

知多木綿の白い布展

日程
2023/4/21(金)~6/11(日)
時間
10:00~19:00
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY Map 富山県富山市新総曲輪4-18 富山県民会館1F

●お問い合わせ:076-471-7791(富山店)

主 催:D&DEPARTMENT TOYAMA
協 力:㋪新美株式会社、STRIDE、ハマ企画株式会社、株式会社山田写真製版所