石川 Classic Ko 蒔絵のジュエリー

石川県の伝統工芸である蒔絵・螺鈿を用いたジュエリーを作る「Classic Ko」を、今年もご紹介します。

 

螺鈿とは、漆で模様を描いた上に薄い貝片をのせて彩る装飾技法です。蒔絵は、漆で文様を描き、乾かないうちに上から金や銀などの金属粉を蒔いて定着させ、さらに漆で塗り込み何度も磨き上げることで繊細で華やかな模様を描く、日本独特の加飾の技術です。どちらの技術も、古くから武具や茶道具などの道具の装飾に使われてきました。石川県では「加賀蒔絵」として栄え、今でも多くの職人がその伝統を引き継いでいます。

 

「Classic Ko」を展開する漆工芸大下香仙株式会社は、1894年に創業した加賀蒔絵の技術を継承する工房です。棗や印籠、根付といった伝統の美術工芸品を手がける傍で、2008年からは蒔絵のジュエリーブランドとして「Classic Ko」を立ち上げ、古来から受け継がれてきた伝統の技術を現代の感性で捉え直し、アンティークジュエリーのような独自の作品を作っています。

 

今回の特集では、ピアスやイヤリング、ペンダントといった現代の装いに合う作品が200点ほど店頭に並びます。春の装いに、ぜひご覧ください。

 

 

石川 Classic Ko 蒔絵のジュエリー

日程
2024/3/13(水)~3/24(日)
時間
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA Map D&DEPARTMENT TOYAMA

●お問い合わせ:076-471-7791(富山店)

蒔絵・螺鈿でつくるアクセサリー ワークショップ
工房の5代目であり「Classic Ko 」のブランドディレクターでもある大下香征さんから蒔絵・螺鈿の基本の技術を教えていただき、自分だけのアクセサリーを作ります。

<日時>
3月17日(日)
①10時~12時/②15時~17時
定員:各回5名
詳細・お申し込みはこちら
石川 Classic Ko 蒔絵のジュエリー

Classic Ko / 漆工芸大下香仙株式会社

Classic koは自然の輝きが美しい白蝶貝やパール・半貴石などの天然素材に、蒔絵や螺鈿・卵殻といった丹念な手仕事によって仕立てられる漆芸の表情を合わせることで生まれる美しいジュエリーを制作しています。モノを通じて素材の魅力を感じる作品は唯一無二の美意識。世代を超えて末永くお楽しみいただけるアイテムを作り続けています。

WEB/http://www.classic-ko.jp
Online shop/http://www.classic-ko.net

石川 Classic Ko 蒔絵のジュエリー

大下香征

神奈川県出身。本名は正之。グラフィックデザイン、彫刻家を経て、蒔絵師になる。石川県在住。明治27年創業の蒔絵工房「漆工芸大下香仙株式会社」の五代目として、工房ジュエリーブランド[Classic Ko]のデザイン・ディレクションを手がける。蒔絵と螺鈿でアクセサリーを作るワークショップも手がけながら、人と伝統工芸の新しい関係性をカタチにしている。