120:世界観

インスタの写真について、d news agui店長の原とよく話します。目指すは、よく出来たインスタ展開されている店のような「世界観」の提示。これを「店が写っていたら世界観が伝わる」と、解釈する場合があって、よく原とそこも話します。店の全体を写すのは、ただの店。それも世界観とは言えますが、それを高度にしていくと、「伝えたかった感覚」ということになるでしょう。その大チョンボ、めんどくさいから適当にわかりやすい外観、内観、そのものズバリを写すのだけはやめよう、ということです。商品をそのまま撮影して配信するのではなく、その商品の世界観も配信してあげたい。なんなら、商品をズバリ撮影せずとも、その商品の世界観を咀嚼をして、何か違う絵になるもので伝える。dなら、そこに「ウィット」(シャレ)を混ぜ合わせろ、と言ってきましたが、未だ、出来ていません・・・・・。ベンチマークはスイスのリサイクルバッグブランド「フライターグ」独特な単一な商品だからこそ、できるということもありますが、商品を見せず、商品をメッセージとともに語ることの、とてもセンスのいいブランドだなぁと、昔から思っていました。原と「明日は定休日です」という情報をインスタで伝えるとき、店の外観とかだけは、やめようと話していますが、なかなかそれは「じゃあ、何?」という議論になってしまいます。人の印象が、香水であったり、色であるように、ズバリを配信しないということを楽しみたいところです。

出典:フライターグ ウェブサイトより
https://www.freitag.jp/ja/manifesto