小座布団のもののまわり

時代の変化に寄り添うプラッツのものづくり

「プラッツ」は1887年に寝装寝具の製造小売業として京都の西陣に創業。現在は嵯峨嵐山に工房と店舗を構えています。代表の加藤就一さんは、寝装寝具分野の中で最も衰退していた座布団に着目。1990年に現代の生活様式に合わせた、従来よりひとまわり小さい「小座布団」を開発しました。

 

元々、座布団の原型は畳に由来します。平安時代の身分や権威を表す座具「茵(しとね)」からはじまり、江戸時代中期頃には現在に近い形へと発達し、明治時代以降にはぎれや古着などを再利用した、女性たちの針仕事のひとつとして暮らしに根付いていきました。その後、洋式生活の普及と共に、畳での生活離れ、婚礼需要の減少などから、少しずつ衰退していきます。

 

今回の展示では「小座布団」を中心に、伝統技術を守りながら、人間の身体を支える道具として時代に応じた変化をつづけるプラッツの仕事をご紹介します。私たち日本人が、潜在的に安心感を得る“床に近い生活”を、座布団を通して体感し、暮らしに取り入れるきっかけとなれば幸いです。

小座布団のもののまわり

日程
2024/2/2(金)~3/17(日)
時間
11:00~18:00(水曜定休 )※最終日は17:00まで
場所
D&DEPARTMENT KYOTO Map D&DEPARTMENT KYOTO

●お問い合わせ:075-343-3217(京都店)

座布団のカラーオーダーをお受けします
会期中は、プラッツが手掛ける「小座布団」のカラーオーダーを店頭でお受けします。お選びいただく色・柄は、京都店店頭にてご覧いただけます。小座布団のある暮らしを始めてみませんか。※会期中は小座布団以外のご注文もお受けいたします(店頭で取り扱いのある商品に限ります)

<受注期間>
2024年2月2日(金)~3月17日(日)
<場所>
D&DEPRTMENT KYOTO SHOP
小座布団のもののまわり

プラッツ

1887年に寝装寝具の製造小売業「加藤文ふとん店」として京都の西陣に創業。1992年に社名を「プラッツ」に変更し、現在は嵯峨嵐山に工房と店舗を構えている。店舗では座布団の他に、さまざまな形のクッションや生活雑貨なども販売。

プラッツ