やんばるアートフェスティバルのもののまわり

沖縄本島北部で2017年から毎年冬季に開催されている「やんばるアートフェスティバル」は、地域とアート、自然と人との共存共栄をテーマに掲げる地域芸術祭です。県内では唯一、複数市町村を会場とする芸術祭で、やんばる地域を中心とした沖縄の伝統工芸や産業、また国内外で活躍するアーティストが集い、やんばるを舞台にアート作品を制作することが特徴です。アートを通じて産業や地域文化を世界に発信するという思いでスタートをして、今年で7回目を迎えます。本展では、これまでの「やんばるアートフェスティバル」の歩みを振り返り、これからも健やかに継続していくための課題も含めて、沖縄における地域芸術祭のあり方を考えます。

また、初回より総合ディレクターを務め、アーティストとしても毎年参加している写真家の仲程長治さんのこれまでの作品を、「アートの再利用」をテーマに、再構築、再展示します。より多くの方にアートに直に触れ、身近に感じて楽しんでもらい「やんばるアートフェスティバル」について改めて知っていただくと共に、現地を訪れるきっかけになればと思います。

やんばるアートフェスティバルのもののまわり

日程
2024/1/24(水)~3/18(月)
時間
11:00~19:00(火曜定休)
場所
D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA 3 Map D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA 3

●お問い合わせ:098-894-2112(沖縄店)

協力:合同会社 SUDERU、やんばるアートフェスティバル実行委員会

YAMBARU ART FESTIVAL
2023-2024 開催!
2024年1月20日(土)~ 2月25日(日)

メイン会場:大宜味村立旧塩屋小学校
開館時間:11:00~17:00
入場料:一般500円/沖縄県内在住者300円/高校生以下無料
休館:毎週火曜・水曜

詳細はこちらから
やんばるアートフェスティバル
仲程長治さんアート作品
「能登半島支援チャリティーオークション企画」
今回、関連企画として、仲程長治さんのアーカイブ作品ををオークション形式で特別に展示販売中。今回のオークションの売上は、@SUDERUから能登半島地震の被災地支援として、制作、設営に係る必要経費を除く全額寄附させていただきます。皆さまからのご支援は、被災地の状況やニーズに合わせて、被災された方たちの生活再建に使用させていただきます。

▼すでる(1枚目)
¥80,000~¥140,000
▼糸芭蕉と貝塚(2枚目)
¥40,000~¥80,000
▼蜘蛛糸と珊瑚(3枚目)
¥30,000~¥77,000
▼チュミカン-山原礼讃-(4枚目)
¥50,000~¥110,000
▼ハジチポスター(5枚目)
¥35,000~¥66,000

※上記価格は全て税込価格です。
※上記価格は、開始価格と即決価格となります。

お申し込み方法:店頭で希望価格を記入し、スタッフにお渡しください。
落札決定日:2/25(日)※即決価格は決まり次第終了
2023-2024 のアートディレクターを
ナガオカケンメイが担当
カリー!! 自然と人との喜びの7つの形

「やんばるアートフェスティバルには他の芸術祭と違い「やんばる」の大きくそして豊かな自然の存在があります。
そんな自然のダイナミックさを人の作り出す芸術をきっかけに体感する。そんなイメージを抱いた時、「美しい風景」そのものと、「人と自然が作り出す力強い造形」をひとつ象徴としてそこに置いてみたようなビジュアルを考えました。

白く自然体な形は「人と自然」を表し、第7回を数える歴史を「7つの成長の喜び」として枝を伸ばすように形を考えました。そしてそこから生えてきたようにアートフェスティバルの情報を配しました。目に入ってくるものは、やんばるの風景とそんな象徴。それ以外はなるべく感じさせない自然との共生のようなレイアウトで、このフェスのシンプルでダイナミックなメッセージをデザインしました。結果として大自然やんばるの森でカチャーシーを踊るような手にも見えたりしませんか。

会場ではこの「7つの喜び」(白い造形)が歓喜の声をあげるように様々にお待ちしています。」
(アートディレクター/ナガオカケンメイ)


デザイン制作の様子はこちら
note
「やんばるアートフェスティバルのもののまわり」関連企画インスタライブ
初回より総合ディレクターを務め、アーティストとしても毎年参加している写真家の仲程長治さんと2023-2024 のアートディレクターを担当したナガオカケンメイをゲストに迎えインスタライブを開催。

当日は、やんばるアートフェスティバルのメイン会場である大宜味村立旧塩屋小学校とD&DEPARTMENT OKINAWAのギャラリーを繋ぎ、過去のポスターやこれまでの仲程さんの作品を通して、やんばるアートフェスティバルの歩みを振り返ります。また、今回のアートディレクターを担当したナガオカケンメイにデザイン制作に込めた思いについて迫ります。

インスタライブはこちら
@d_okinawa
やんばるアートフェスティバルのもののまわり

仲程長治(なかほどちょうじ)

1959年石垣島生まれのシネマトグラファー、アーティスト。2017年より「やんばるアートフェスティバル」の総合ディレクターを務める。琉球・沖縄のアルカイックな陰翳美と色彩感覚をテーマに、写真、デザイン、映像、カリグラフなどジャンルにこだわらない自由な表現活動を行っている。主な作品は、作品集「母ぬ島」(2016年)、「すでる ~原琉球のメタモルフォーゼ~」(やんばるアートフェスティバル2018-2019)、「スデル・うまれかわる」(京都国際映画祭アート部門)、西表島の自然と暮らしをテーマにしたドキュメンタリー映画「生生流転」(2021年)など。