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京都店の食堂で提供しているビールをつくっている、京都醸造さんの工場に行ってきました。

京都醸造

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京都府

ビールは何から作られ、どのようにして皆さんの元に届いているのか、ご存知ですか?
おいしいビールの秘密を聞いたら一層飲みたくなってしまうはず。
今回、d食堂京都で提供している京都醸造さんの工場にお伺いし、その秘密を教えていただいた。

京都駅から南西に車で10分。「KYOTO BREWING CO.」と大きく書かれたグレーの建物を見つける。京都醸造さんの工場だ。
ウェールズ、アメリカ、カナダ出身の3人が京都ではじめたブルワリー。国も生い立ちも違う3人が出会ったのは青森。なぜ日本に?なぜ京都に?聞きたいことが溢れてしまった。

今回は、創業者の一人であるベンジャミンことベンさんが、ビールができあがるまでの全ての工程を、丁寧に教えてくださった。

ビールは主に、麦芽、ホップ、水、酵母から作られている。
まずは粉砕室で麦芽を発芽させ、発芽後に焙煎していく。粉砕室の中には麦芽の袋がぎっしり。麦芽は様々な国から届けられているが、同じピルスナータイプの麦芽でも、ドイツの麦芽はボディ感があり、ベルギーの麦芽の方がすっきりしているといったように、国によって違うという。その麦芽をブレンドし、個性的な味を出していく。京都醸造の「春夏秋冬」というビールは7種類もブレンドしているという。

2階でローストされた麦芽は管を通り、1階の仕込み機へ送られる。そこにお湯を加え、麦芽のデンプンを糖に変える作業を行った後、次にホップを投下していく。ホップでビールの味や香りが決まるとのことだが、確かにホップが入った冷蔵庫はビールの香りがした。種類、量、入れるタイミングでビールの味を左右し、早い段階でホップを入れると苦味がつき、後から入れると味や香りが際立つそうだ。

ホップを入れ、湧いた後、温度を下げて酵母を入れる。酵母を入れ、1週間から10日くらい発酵し、その後作りたいビールに合わせて温度を再び下げて2、3週間熟成する。最後に炭酸をかけ、やっと全行程が終わる。どの工程においても、少しでもレシピを間違えると違うビールになってしまう。おいしいビールを作るには、ひとつひとつの工程のバランスやタイミングが全て大切な要素だと、ベンさんが教えてくださった。

ここまでの工程を終え、ひとつのビールを作成するのにかかる期間はなんと、1ヶ月。スタウト系などのアルコール度数の高いものは熟成により時間が必要で、2ヶ月くらいかかるものもあるという。こんなに時間がかかることには驚いた。

ビール作りについてベンさんからお話を聞いているうちに、全員に疑問が。

「なぜ三人は京都でビールを作りはじめたの?」

3人の出会いはなんと、青森。JET Programという国際交流事業のプログラムにそれぞれが参加しており、そこで出会った。その後3人とも日本で仕事をはじめ、いつの間にか飲みに行くような仲になり、4年前にクリスさんがベンさんとポールさんに声をかけたことをきっかけに、3人が大好きなビールを作る会社を立ち上げることになった。
そして、「自分たちが飲みたいビールを作る」という信念のもと、彼らにしか生み出せないビールを作り続けている。

彼らのビールの名前はうっとりするような日本語の数々。香りや味付けから連想されたものを名付けていくのだそう。ロマンチックで、その全てに彼らのビールへの愛を感じた。

タップルームの営業日ではなかったので、生ビールをいただくことはできなかったが、瓶詰めされた「一意専心」と「一期一会」を伺ったスタッフ全員思わず購入。タップルーム営業日にぜひもう一度お伺いしたい思う。(土、日のみタップルームはOPEN)

現在、食堂では日中は縁側の窓を開けると、初夏の心地よい風が店内に入ってくる。境内のイチョウの木も葉がぐんぐん大きくなってきた。そんな景色を横目に、昼ビールはたまらない。涼しくなって来た夕方のビールも至福のひと時。
ぜひ、京都醸造さんのビールを飲みにいらしてください。

ビール 醸造 ブルワリー

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