備品用のガムテープをリサイズ

誕生
D&DEPARTMENTで梱包用備品やリサイクルショッパーに使用しているロゴ入りガムテープを同じデザインでマスキングテープにしました。元々、お客様からも好評で、商品化して欲しいというお声も頂いていました。製作は、粘着技術に特化したカモ井加工紙さんに依頼。市場では様々なメーカーからマスキングテープが発売されています。カモ井さんは元々工業用のテープを製作しており、建築現場などの環境でも使用されるテープと同じ品質で作られている為、強度のある和紙と、ちゃんと貼れて、きれいに剥がせるクオリティがあります。オリジナルのマスキングテープを製作する上で、カモ井さんに依頼するという点は譲れなかった部分です。

見た目はほとんど同じですが、ガムテープとマスキングテープでは材質や粘着力は異なります。

つづく環境
D&DEPARTMENTではリサイクルの観点から、不要になった紙袋を回収し、ロゴガムテープを貼って再利用する取り組みを2001年から行なっています。取り組みを初めてすぐの頃は「普通の紙袋にしてもらえませんか？」などの声もありましたが、今は、定期的に持ち込んでくださるお客様やロゴガムテープを貼ったリサイクルの紙袋を喜んでくださるお客様も増えました。

つづく産業
カモ井加工紙株式会社は1923年に「カモ井のハイトリ紙製造所」として岡山県にて創業。元々はハイトリ紙（ハエ取り）を専門に作る会社としてスタートした粘着技術に特化した老舗メーカー。2008年に文具・雑貨向けマスキングテープ「mt」を発売。アートや地域復興への取り組みも行なっています。世界遺産の富岡製糸場がある豊岡で行なわれた「ex富岡展」や瀬戸内国際芸術祭の舞台、粟島では会場と本土を繋ぐ港や連絡船をmtで彩ったり、休校になった島の小学校で開催した「ex粟島展」など、地域や人を繋ぐきっかけとなり、マスキングテープの可能性を広げるエキシビションを行なっています。


お気に入りのポイント
マスキングテープは色々なメーカーの物をたくさん使ってきましたが、カモ井さんのマステが1番好きです。「貼れて、剥がせる」という当然の機能でありながら、粘着が弱いもの、強すぎるものも多い中で、カモ井さんのマステはクオリティが高く、信頼して使用できます。文具は「消耗品だから何でもいい」と考えられがちですが、私は消耗品だからこそ、好きなデザインや機能性が高い物を使いたいです。

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