山羊を育て、山羊のチーズを作る牧場「ルーラルカプリ」

岡山定食では取扱えなかったのものの、現地で出会った美味しい食や素敵な人々を「岡山定食ができるまで~番外編~」として紹介していきます。

山羊ミルクやヨーグルト、チーズつくりを行う牧場「ルーラルカプリ」へ足を運んだ食堂チーム。オーナーの小林真人さん(通称マックさん)にお話を聞かせて頂きました。
元々は牛の飼育を行っていたこの牧場。2006年から山羊の飼育のみに切り替え、育てた山羊の乳でヨーグルトやチーズつくりを行なっています。
飼育している山羊は現在100頭ほど。小屋も綺麗で、毛ツヤの良い山羊たちを間近で見ることができます。

山羊の乳は多い日で1日に60Lほど絞れるそうです。それらをミルクやヨーグルト、チーズに加工していくのですが、チーズはナチュラルチーズのみの加工。チーズ作りの本場イタリアに習い、飼育のなかの一手間でチーズを作る。様々なものは作らず、必要な範囲で必要なものだけを作ること。それが生活に馴染んだ山羊との生き方、チーズ作りだと話すマックさん。

“チーズは単体で食べるものではなく、料理と合わせて食べて欲しい。僕の作るチーズは生活に寄り添うものでありたい。たくさんのものが溢れている社会で、必要なものを必要なだけ作る。無理のない生活を、山羊たちとともにつくっていく。“


マックさんの料理と共に出されたナチュラルチーズはクセがなく、シンプルな美味しさ。どの料理と合わせても美味しく頂けました。

食事の最中に一匹の仔ヤギが小屋から抜け出してきました。逃げないのか心配で見ていたのですが、山羊は集団行動のため仲間が見えなくなるところまでは行かないようです。
多いときには20~30匹がぞろぞろと小屋から抜け出すこともあるそう。
その辺に生えている草や花を食べて自由に散歩する仔ヤギ。
ちょうどその時、私たちもマックさんが庭から摘んできたミントを食べていました。

山の中で、私たちに食を提供してくれる存在を感じながら食べるチーズ。

ものが溢れ、食の選択肢が増えてしまっている今の私たちに対して、生きるために食べること、生きるために育てること、そしてそれらと共に生きていくことを考える空間でした。

〈店舗情報〉
ルーラルカプリ(Web/Instagram
住所 岡山県 岡山市東区草ケ部1346-1
電話 086-297-5864/不定休

「岡山定食」

※下から、時計回りに

○備前ばら寿司
酢を効かせすぎない酢飯に、酢締めしたサワラや岡山で獲れる食材をふんだんに使った行事飯

○イシモチ
揚げたイシモチを甘酢で和える。骨ごと食べれる揚げ魚

○ガラエビ出汁と茄子の煮浸し
ガラエビは年中取れて、良い出汁が出る。

○大手まんじゅうの蒸し直し
薄皮の酒饅頭。無添加で、そのままでも美味しいが、蒸し直すと尚美味。

○黄ニラの味噌汁
ニラよりもあっさりとした味わいが特徴の「黄ニラ」をいりこ出汁と「名刀味噌」の米味噌で。

〈店舗情報〉
d47食堂 Facebook / Instagram

住所 渋谷区渋谷2丁目21-1 ヒカリエ8F 【MAP
電話 03-6427-2303 定休水曜
店内利用・テイクアウト 12:00-20:00(L.O 19:30)

※営業時間に変更がある場合はSNSにて最新情報をお届けしておりますので、ご来店前にご確認ください。

※d47食堂では、お客様に安心してお過ごし頂けるよう、以下のような対策を取っております。
○間仕切りのない開放的な空間で換気を徹底
○席間の十分な確保
○入口にアルコール消毒を設置
○スタッフのマスク着用