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D&DEPARTMENTオリジナルの鞄ができあがりました。

一澤信三郎帆布 工房見学レポート

0円(税込)

発売日時:2018年 08月 27日 00:00

京都府

八坂神社や知恩院などがある、京都の東山に工房を構える「一澤信三郎帆布」さんへお伺いしました。

明治38年創業、現在は4代目となる一澤信三郎さんが社長をつとめられています。
信三郎さんのお写真を撮りたかったのですが、とてもシャイなため正面からの許可は下りず、
かろうじて後ろ姿のみ撮影の許可をいただきました!

工房と直営店は歩いてすぐの距離にあります。
「京都で製造・販売をすること」を大切にされているため、東山の直営店しかお店を持たれていません。また、お店でのお客様の声を直接職人さんに届けることができるように、工房も近くに作られています。

今回は工房にお伺いし、D&DEPARTMENTのオリジナルの鞄ができるまでの一部始終を見学させていただきました。

工房の中に入ると、おおよそ20人の職人さんたちが作業をされており、ミシンの音や木槌で帆布を打つ音が心地よく響いていました。

ひとつの鞄を作り上げるために、職人さんたちが2人1組になって仕上げていきます。
ミシンで作業する職人さんの向かいに、「下職」と呼ばれている帆布に印や部品をつける職人さんが座り、ミシンで縫い上げたものを向かいの職人さんに渡し、金具をつけたり木槌で折り目をつける作業を行ってまた渡す、という作業が繰り返されて1つの鞄が作られていきます。

職人さんたちは、どの工程も、どの分野の作業もできます。
こうすることで同時に何種類もの鞄を作っていくことができ、また職人さん自身もレベルアップして様々な種類の鞄を作っていける楽しみがあるという理由から、分業制をとっていません。
下職で7~8年経験を積んだあとでないとミシン職人にはなれず、お互いのタイミングや呼吸が合わなければテンポよく鞄を作っていくことはできないため、1年以上は同じペアで作業を行っていくそうです。

また、製造マニュアルないということにも驚きました。職人さんたちは長年かけて、自分のからだを通して感覚と技術を身につけていきます。

鞄は、帆布の状態から全て手作業で作られていきます。
ミシン職人さんによって鞄の側面、底、ポケット、と鞄を作るパーツが次々と縫われていきます。
分厚いはずの帆布なのにテンポよく帆布を動かし、部位によって糸を変え、時にはハサミで裁断し、作業は進んでいきました。

ナガオカが使っている同じ形の鞄をみて、「あ、いまこの部分ができた!」などと興奮をしていると、あっという間に1時間程度で鞄が出来上がってきました。

仕上げに鞄の内側に木槌で折り目をつける作業が、きれいに鞄を仕上げるためにとても重要な作業です。
木槌の音を聞きながら折り目を調整し、最後に帆布を面にひっくり返します。
帆布が分厚いため、とても力のいる作業で、手を痛めてしまう職人さんも多いそうです。

今回は、もともと一澤信三郎帆布さんにあった鞄の規格をもとに、「A4サイズのものが入り、2泊3日の旅に出る持ち物が全て入る鞄」というナガオカの要望を叶えた、D&DEPARTMENTオリジナルの鞄を作っていただきました。

↑一番最初に打ち合わせした時のナガオカによる鞄のラフ画。

D&DEPARMTNETオリジナルとして黒色を、京都店限定色として青ねずも作っていただきました。
収納ポケットも多くつけていただいたので、実用性も高く、普段使いから旅行にまで幅広い用途で使っていただける鞄になりました。

一澤信三郎帆布さんでは修理も受け付けているので、何十年も前におじいちゃんが使っていた形見の鞄を直してほしい、という依頼もあるそうです。
廃盤や廃色がなく、作り方を変えず、いつの時代にも通用するような鞄を作り続けているからこそできる手仕事に感動しました。

一澤信三郎帆布で働くみなさんは、大きな家族のように見えました。
自分の信念を貫き、大らかでありながらおもしろいことが好きな信三郎さん。そして、自分たちの仕事に誇りをもって、心を込めて丁寧に鞄を作っている職人さんたちがいるからこそ、長く愛される鞄を作ることができるのではないかと感じました。

一澤信三郎帆布×D&DEPARTMENT、オリジナルの鞄は、9月発売予定です!
ぜひ店頭で実際に見て、触れて、身につけて、一澤信三郎帆布の魅力を確かめてみてください。

一澤信三郎帆布 オリジナル 鞄

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