わかりやすい自然栽培の米作り 槙田塾

日本農業遺産に認定された熊谷市小江川の田んぼで自然栽培の米作りをしませんか?

\「わかりやすい自然栽培」の第二弾として「田んぼ」編のスタート/
D&DEPARTMENT埼玉店を運営するパブリックダイナーの活動テーマである「食を通じて街をデザインする」という考えから、農業への取り組みも開始しています。2019年夏に荒川土手沿いにオープンした農泊施設「THE PUBLIC」を拠点とし、土手沿いの肥沃な土地を活用し、自然栽培塾を開催中。固定種の種で野菜作りをスタートしています。
そして、今年は一緒に自然栽培の田んぼを学びませんか?
自分達が生活する土地で、自分達の手で、自分達が食べるものを、自然のままに育てる。
本来の食のあるべき姿を目指します。

イラスト出典:「 比企丘陵の天水を利用した谷津沼農業システム 」日本農業遺産の認定 申請書より

場所は、2022年12月19日、日本農業遺産に認定された熊谷市小江川の田んぼです。いわゆる「ため池農法」は「高い所から低い所へ」単に水の自然流下作用に着目しただけの、動力も燃料も必要としない、シンプルながら実に完成度の高いしくみのことです。谷津沼を水源とする米づくりの始まった1500年前の古代から、その基本的なしくみを変えることなく今日に至る持続可能な農業システムです。天水や湧水が流れ込み農業用水として貯留され、水源地となる谷津沼(ため池)の集水範囲は大切に守られ、生活排水等が一切混入しない為、自然濾過された良質な水が、谷津沼に流れ込むようになっています。 熊谷市の大きな寒暖差、粘土質の土壌がより一層、米のうまみ、味わいを引き出し、2022年度に実験的に0.7反で栽培しましたが実に美味しいお米が収穫できました。沼水を守る里山の 管理が生物も守る沼水を守るための里山管理は必然的に生物多様性保全の役割も果たし、すべてがロングライフデザインにつながっていきます。

講師は、埼玉県全63市町村キーマンの美里町キーマンの槙田八重子氏。自然栽培の田んぼ作業を楽しみながら学び、生き方やライフワークまで変える楽しい生き方があることまでイメージを膨らませることになるでしょう。また、アドバイザーには、立正大学の後藤真太郎教授、横山和成教授を迎え、土壌微生物多様性活性値などデータサイエンスの観点からも田んぼの学びを深めていきます。この田んぼを年間を通して管理して頂けるのは、この地で80年農業を行う小林さん親子(小林一雄氏/小林智春氏)。この地を愛し、塾生が関われない時間も愛情を持って田んぼを見守って頂けます。農福連携のリーディングカンパニー埼玉福興株式会社のご協力も得ながら、土に触れ、自然と対峙する時間を持つことで、まさにロングライフデザインのど真ん中を実践します。
農業初心者はもちろん大歓迎。また、将来就農をご検討の方もぜひご参加ください。
みなさんのご参加をこころよりお待ちしております。

わかりやすい自然栽培の米作り 槙田塾

日程
2023/7/4(火)~12/5(火)(全7回)
時間
14:00~17:00
場所
熊谷市小江川の田んぼ&THE PUBLC Map 熊谷市小江川1170&熊谷市手島215
参加費
詳細は下記をご覧ください。
定員
20名

●お申込み方法:Web/店頭
●お問い合わせ:d.d.saitama.pd@gmail.com



【2023年の年間スケジュール】2023年7月4日~12月3日(計7回)
①7月4日(火)田植え
②7月18日(火)草取り(1pt)
③8月1日(火)草取り(1pt)
④8月22日(火)草取り(1pt)
⑤9月5日(火)草取り(1pt)
⑥10月3日もしくは17日(火)稲刈り
⑦11月7日もしくは21日(火)脱穀

開催時間:14:00~17:00(雨天決行)
【特別講座】12月5日(火)しめ縄作りWS(別途参加費)
開催場所:埼玉県熊谷市小江川170&熊谷市手島215
参加費:
□年間コース:¥15,000(税込)
※同家族でご参加:(お米の配布なし)の場合、無料(お米の配布あり)の場合、同額
□単発参加:¥3,300(お米配布無)※小学生以下無料
●参加回数のポイント制で、米の配布量が変わります。
●途中の年間コースへの切替は、コース参加費用の残金をお支払いいただければ可能です。
●キャンセルポリシー
*開催日から7日前:キャンセル料無し
*開催日から3日~7日前:参加料の50% 
*開催日から1日~2日前:参加料の70%
*当日キャンセル:全額

【お米の配布量について】草取りの参加回数のポイント制になります。
・4PT→米5kg
・3PT→米4kg
・2PT→米3kg
・1PT→米2kg
・0PT→米1kg

わかりやすい自然栽培の米作り 槙田塾
2023/7/4(火)~12/5(火)(全7回)
申し込みはこちらから
\私たちの米作りの心強いサポーター!/
小江川の田んぼを年間を通して管理して頂く小林さん親子。田んぼの耕運に牛を使っている時代から、この地で長く米作りに尽力され、私たちを心強くサポートして頂けます。一雄氏は子どもの頃から、その牛の先導をしていたとのこと。智春氏の奥様も、2018年に「カフェCO.8」をオープンした事をきっかけに、農業への向き合い方が更に深くなり、食の安全を一家で守ってくれています。
【プロフィール】
・小林一雄(写真左)昭和15年1月1日生まれ。専業農家(米、麦、野菜)
・小林智春(写真右)昭和47年生まれ。地方公務員(消防士)の傍ら、父親の助手として農業を兼業。
わかりやすい自然栽培の米作り 槙田塾

槙田 八重子(まきた やえこ)

1975年、埼玉の養蚕農家に生まれる。小さい頃より桑の木を薪にした、釜戸ご飯・五右衛門風呂・練炭コタツ生活で育つ。その生活が嫌で、建築士を志し一級建築士となる。その後、父が亡くなったことで、実家の田畑を引き継ぎ、自然栽培ブルーベリー農家となる。
自然農法60年の農家さんの元で2年研修。その後、大麻(おおあさ)農家さんの元で3年研修。田んぼ歴は10年以上。現在、麻、藁、マコモを使った手仕事を教えながら、昔ながらの『結』作業で、みんなで衣食住を作れたらと構想中です。

わかりやすい自然栽培の米作り 槙田塾

後藤 真太郎 (ごとう しんたろう)

立正大学地球環境科学部環境システム学科教授、研究推進・地域連携センター長。博士(工学)東京大学。
(株)三菱総合研究所、金沢工業大学助教授を経て現職。専門は、地理情報システムとリモートセンシングを用いた環境現象の解析・評価とそれを用いた地域連携。熊谷市小江川小堤沼の谷津田にて、ため池の水だけで稲が生育できるメカニズムを研究中。2017年より比企丘陵農業遺産推進協議会相談役として、比企丘陵のため池農業文化の日本・世界農業遺産申請を支援。

わかりやすい自然栽培の米作り 槙田塾

横山 和成(よこやま かずなり)

立正大学 地球環境科学部 環境システム学科 特任教授
1959年 和歌山県生まれ。北海道大学大学院農学研究科を修了、農学博士。コーネル大学農学・生命科学部客員研究員、北海道農業研究センター研究チーム長、央農業総合研究センター上席研究員、尚美学園大学 尚美総合芸術センター副センター長を経て現職。著書に『食は国家なり! 日本の農業を強くする5つのシナリオ』他。『図解でよくわかる土壌微生物のきほん』を監修。