香川県観音寺市にて、家族3人で営む小さないりこ屋さん「やまくに」。 「やまくにのいりこ」は、江戸時代から続くいりこの産地、瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)周辺にて漁獲されたい上質なカタクチイワシの煮干し(いりこ)を選定し、昔ながらの手作業で丁寧に加工されています。
ひとつひとつ人の手によって頭のエラや内臓を取り除く、「やまくにのいりこ」は完全無添加。明治20年の創業以来、いりこ本来の美味しさにこだわり、本当に美味しいいりこを作る為に必要な手間をかけることを大切にしています。
やまくにの手掛けるいりこがなぜ美味しいのか、その理由のひとつに“目利き”があります。鮮度の良いいりこを見極め、一尾ずつ丁寧に選別・加工されるいりこは、くさみやえぐみが少なく、お味噌汁やうどんなど、素材を活かした料理を引き立ててくれます。また、栄養満点なおやつとして、そのままでも十分においしく食べることができます。
京都店では3回目となる今回は、昆布や鰹の出汁文化が根付く京都ではまだまだ知られていない、「いりこ」について基礎から知る“いりこ入門特集”として開催します。やってみると意外と簡単ないりこ出汁の取り方や、良いいりこの見分け方について分かりやすくご紹介します。なぜ「やまくにのいりこが」愛され、選ばれるのか。ものづくりの背景を知り、毎日使いつづけたくなる理由をお伝えします。
そして、10月21日(土)には、d食堂京都にて、「やまくに」の山下加奈代さんをお招きし、いりこについて基礎から学ぶ勉強会を開催。「良いいりこの見分け方」「美味しく出汁を取るコツ」「出汁がらの活用法」などをお聞きしながら、ご自宅でもいりこを活用できるよう、実際にいりこから出汁を取り、お味噌汁づくりも体験していただきます。ぜひ、合わせてご参加ください。