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ものづくりの現場で出る廃素材でつくるFACTORY CUSHIONをご紹介します。

スタッフの商品日記 092 FACTORY CUSHION PU

0円(税込)

大阪府

私たちdとつながりあるものづくりの現場で出る廃素材でつくるクッション。

ワクワクするものづくりは、長く使い続けることと同時に、地球への環境負荷も考えていかなくてはならない時代にますますなっています。私たちD&DEPARTMENTは「ライフストック」など、「ユニークな見立て」で、それらを同時に形にするオリジナル商品をつくっています。そんな新商品「ファクトリークッション」をご紹介します。

このクッションには4つのポイントがあります。
「ものづくりの現場との関係性」「障害を持つ方々とのものづくりの共有」そして「肌触りのいい素材のこだわり」そして「環境意識を持った廃棄材料のdっぽい見立て」です。まず、存在としては、ソファで言う「Marenco」のような。「クッションのようなもの」を、考えました。

ポイントの一つ目、「ものづくりの現場との関係性」ですが、この商品を実現するには、工場から廃材を安定して分けてもらう関係性がないと作り続けられません。二つ目は中身のウレタンの端材を、均一な大きさにする手作業工程を、障がい福祉事業所にこの工程をお願いしています。工場からの端材は、大きさにムラがあり、そのままではクッションとしての使い心地に大きく影響します。彼らの安定した手仕事により、均一な大きさが作られ、結果としての使い心地になっています。三つ目はその材料が見えるユニークな存在を実現しながら、中身が外に出ないことと、表面の肌触り、通気性を持ちむれたりしない生地を選定をしました。そして、最後四つ目は「廃材を使う」ということです。今回は秋田木工さんと、椅子などのクッション部分に使われている材料の廃棄材を分けていただき製作しています。このクッションが皆さんの手に渡れば渡るほど、これまで廃棄していたこうした素材辺が減り、処理にかかるエネルギーも減るという、また、商品としての試作感や生活用品っぽくない生活用品として、d らしいプロダクトです。

D&DEPARTMENTディレクター
ナガオカケンメイ

ファクトリークッション誕生と特徴

中身が廃棄材料で、丸見えのクッションが作りたいとの提案を受けたファッション開発担当の重松。様々な素材で幾度も試作を繰り返し、ようやく完成したファクトリークッションの誕生話をご紹介します

「環境意識を持った廃棄材料のdっぽい見立て」
まず、クッションの中に入れる廃棄材料集めから始まりました。取引先の協力で、織物工場から出る生地のミミ、染める工程で出る大量の糸、はんてんを作る際に出るあまりの綿、使い古したタオルなどなど、色々と試しました。綿は、弾力が次第になくなってしまい、生地のミミや糸は、見た目のユニークさやボリュームはよかったのですが、重くなりすぎて持ち運びに適さない。クッションには向かないことがわかりました。その後も色々と試し、素材を探していると「椅子の張り替えや製作時にはウレタンクッションの端材が出るが、ほとんどの端材は破棄するしかない。」という話が入ってきました。ウレタンクッションの端材は、それぞれが見た目の個性がありつつ、軽く、クッション性含め問題がなく、クッションの中身として採用する事となりました。

「ものづくりの現場との関係性」
椅子の座面の製作時や張替え時には、椅子の形にウレタンクッションを合わせてカットします。ウレタンクッションは、それぞれの形に合わせてカットするためどうしても端材が生じ、やむなく廃棄されていました。今回のFACTORY CUSHIONを製作するにあたり、秋田木工さんや椅子張替屋さんから端材を分けて頂き製作をしました。

「障がいを持つ方々とのものづくりの共有」
中身はウレタンクッションと決め、実際にウレタンクッションの端材をそのままを入れてクッションにしてみたのですが、ゴツゴツしていて座り心地が悪く、使用するには違和感がありました。改善策としウレタンクッションを細かく手でちぎったり、ハサミでカットをして詰めたら違和感もなくなりウレタンクッションの反発もちょうど良い感じになりました。中身となるクッションの裁断は、希望サイズにカットをするには機械も難しく、1点1点カットする手作業しかありませんでした。そこで、以前より作業をお願いしている就労継続支援B型事務所のTODAY喜多見さんに相談をする事となりました。就労継続支援B型事務所とは、年齢や体力などの面で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉事業所です。

依頼をする前は、ハサミを使う仕事は危ないかな、、と心配をしていましたが、細かい作業や注意深く行う作業など個々に合わせて作業をされているとの事で、お願いをする事となりました。今回の作業についてTODAY喜多見さんの施設長の柏倉さんにお話しをお伺いすると、『スポンジカットなど、手先のお仕事は老若男女年齢にかかわらず、「集中力」「継続力」など脳の活性化につながります。TODAY喜多見はその効果として、良い品質に仕上げるために「注意しながら行う」・「お客様から笑顔を頂く為」といったサービス意識向上などへの相乗効果を見込み取組みます。』と、手先を使う仕事が脳の活性化につながると喜んでいただけました。

実際にウレタンカットの作用中のTODAY喜多見さんにお伺いした所、「カット作業がとても好きでこの作業を待ちわびている方」、「はじめはハサミ作業に不安があったけれど、この作業を通してハサミ作業に自信がついた方」など皆さん楽しみながらカット作業をしていただいている事がとても印象的でした。不揃いなウレタンクッションをカットしクッションに適したサイズを整える。TODAY喜多見さんで働く方々の安定した手仕事により、均一な大きさがつくられ、結果としての使い心地に繋がっています。

「肌触りのいい素材のこだわり」
透けるカバーとしては、チュールやオーガンジー、ストッキングの素材のようなもので実験しましたが、透明度を優先した素材はすぐに破れてしまいました。またウレタンは経年変化をする素材で、時間が経過すると硬化し細かいカスが出る可能性があります。そのため、普通の生地ではなく、カスが発生しても表に出てにくい様に、細い糸を高密度で織られている生地である必要がありました。高密度生地といえば、アウトドアで使用するアウターなどに使われる生地でシャカシャカと音がなる物が多く、部屋のくつろぐ空間でシャカシャカと音が鳴って欲しくない、、と生地でも数回つくり直しを行い、最終的には、今回の縫製をお願いしているMONOMATTERS(モノマターズ)さんに相談をし、軽くて透け感があるのに肌触りもよいナイロン素材に決定しました。MONOMATTERSさんはD&DEPARTMENTのダウンストールなどのダウン製品を製作いただいており、流石アウターのプロ。私たちのイメージに合った素材を見つけていただきました。ようやく完成の光が!と思っていた時、プリントの工程で苦戦していると連絡が入りました。ナイロン素材は、プリントが難しく、プリント屋さんが何回もやり直しをしていただいたそうです。表生地のプリントが難航している間に、中に入れるウレタン材のカットもできあがりました。最終工程はMONOMATTERSさんにお願いし、仕上がりがパンパン過ぎず使い心地も良い絶妙な分量のクッション材を詰めて、仕上げていただきました。

お手入れ方法と注意点
・定期的に風通しの良い場所で陰干しをしてください。
・表面が汚れた場合は、水で薄めた中性洗剤で軽く拭き取り、その後水拭きしてから、柔らかい布で乾拭きしてください。
・本品の中身はウレタンの特性上、変色や硬化などの経年劣化をすることがあります。

開発を通して
『ナガオカさんのこんなものを作りたい。というイメージを具現化するのに、スムーズに開発ができるものもあれば、このファクトリークッションのように時間をかけて試作を繰り返してやっとできる商品もあります。簡単なようで簡単にできなかったこの商品に対する思いも詰まったものになりました。カバーをかけずにそのままインテリアに取り入れて欲しいクッションです。』(ファッション開発担当/重松久恵)

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ナガオカケンメイ クッション インテリア スケルトン ファクトリー

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