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ものにはまわりがある展、特別企画として現地ツアーを開催!佐賀県嬉野市の暮らしを垣間見る、暮らし観光のレポートです。

旅館大村屋15代目と行く“嬉野温泉 暮らし観光”

0円(税込)

福岡県

d47 MUSEUM第30回企画展「ものにはまわりがある展」では、「もののまわり」をテーマに、地域のものづくりや、場所、食文化、活動を紹介しています。本展では、その土地らしいプロダクト、場所、食文化、活動を「もの」として捉え、その「まわり」を会場内で紹介する他、各地のキーマンとのツアーや勉強会など、現地へ実際に旅をして学ぶプログラムを実施しています。

 

現地ツアー2回目となる、2022年7月30日は、佐賀県嬉野市へ。

1830年創業、嬉野で一番古い歴史を持つ、「旅館大村屋」の15代目・北川健太さんが案内人となり、嬉野の街で知り合いづくりをするような、“暮らし観光”ツアーを実施しました。

“暮らし観光”は、観光地をめぐるのではなく、地元の人に親しまれているお店や食べ物、暮らす人の生活に焦点を当てたもの。立ち寄る先々で出会う人たちと、知り合いになるような交流を持ち、持続可能な観光地を目指す取り組みです。

北川さんは、この“暮らし観光”を推進しており、noteでも連載中。今回は、その中から1時間ほどのまち歩きと、嬉野のお茶、焼き物、温泉が体験できるルートをめぐります。

 

 

「旅館大村屋」北川健太さんとめぐる“暮らし観光”

最初に向かった先は大村屋から徒歩2分ほど。「シーボルトの湯」の向かいにある、菓子、お土産、工芸品を扱う「小野原商店」へ。

駄菓子やプラモデルなど、子供の頃、近くにあったらきっと通いつめるだろうな‥!という品揃えのなかに、工芸品も並ぶ大人も楽しめる商店です。現在のご主人は3代目。北川さんも小さい頃からよく通っていたそうで、平日には駄菓子を求めに来るお子さんで賑わうのだとか。


「のごみ人形」と呼ばれる土鈴や、本格的な木彫りのお面など。先代がお好きで集まってきたそうです。

次に向かったのは、「食彩市場きはら」。店先には新鮮な(しかも大きい)野菜が並んでいました。

北川さんのおすすめは、手作りのよもぎだんご。

足湯も近いので、浸かりながら食べたり、まち歩きをしながら食べ歩くのも良さそうです。お惣菜も豊富にあって、ちょっと食べ足りないかも‥という時の拠り所になってくれそうですね。

 

嬉野温泉街の旅館や飲食店で食べれる、名物の「温泉湯どうふ」。温泉水の成分が豆腐をとろとろにしてくれるのですが、ここでは自宅で「温泉湯どうふ」が楽しめる商品もありました。


温泉水の成分に近づけた、温泉水もあり。セットでの購入は必須です‥!

 

 

シーボルトの足湯を通り過ぎ、続いて向かったのが「asahiya(アサヒヤ)」。

外から見るといわゆるブティック。正直なところ旅先だと通り過ぎてしまう可能性大です。


親子3世代で営む洋品店「asahiya(アサヒヤ)」

 

皆さんとドキドキしながら入ると、入り口横にとてもゆるいコーナーがありました。

急須が目印の嬉野温泉 非公認ゆるキャラ「お茶っティー」。

実は、「asahiya」の娘さんが考案したキャラクターなのです。


この日のために準備してくださった、初お披露目の「お茶っティー屋台」を見ることができました。


グッズの展開も豊富。参加者全員で大盛り!

最後は、皆さんで「お茶っティー」になれるパネルを持って、記念撮影!

ここでぐっと距離が縮まります。

 

 

まだまだ、嬉野のまち歩きは続きます。

創業100年を迎える「橋爪菓子舗」へ。

江戸時代、砂糖文化を運んだ長崎街道。「シュガーロード」とも呼ばれ、海外との窓口でもあった、長崎から小倉にかけて、街道沿いで菓子文化が発展。嬉野では、丸ぼうろや、一口香(いっこうこう)、小城羊羹などのお菓子が今でも愛されています。

「橋爪菓子舗」の丸ぼうろ甘さは控えめ。しっとりしたやわらかい食感がクセになり、手のひらサイズですがぺろりと食べれてしまうほど。

丸ぼうろ以外にも、落雁生地に餡子を詰めた「塩味饅頭」や、「糸切り羊羹」など、お土産にもしたくなるお菓子が並びます。

明るく迎えてくれたお店の皆さんともすぐに打ち解け、お店を出る頃には「また明日も来ようかな。」と思うほどに。普段の観光的な旅行では体験できない、地元の人たちとの交流が私たちにとっては、新鮮に感じるものでした。


明るいお母さん方。ラッピングや見せ方もひとつずつが丁寧でした。

 

そのままお隣の「シモムラサイクルズ」へ移動。外から見るとサイクルショップですが、中にはボトルが並んだカウンターが。

ここでは嬉野茶をより楽しむため、「茶輪(ちゃりん)」というサービスを体験できます。

「茶輪」とは、レンタサイクルと同様に希望する自転車を選んだあと、嬉野茶の販売店13店舗、それぞれのブレンドした茶葉を選びます。専用のボトルに淹れ、街中をサイクリング。途中でお茶を飲み干しても、提携している「茶葉ステーション」でおかわり(有料)も可能なもの。

「こちらがお茶をおすすめするよりも、自分の好みに合うお茶を探してもらうのがきっと楽しい。」と話す、下村さん。その時の気分や気持ちで試して見ると、思いがけない好みが見つかるかもしれませんね。

 

 

肥前吉田焼窯元の取り組み「えくぼとほくろ」

暮らし観光の最後は、肥前吉田焼きの窯元へ。煙突が立ち並ぶ風景は、焼き物産地ならではです。

「えくぼとほくろ」は、肥前吉田焼の6つの窯元が参加し、製造工程の案内や規格外とされる商品を買い手に理解してもらい、提供する取り組みです。「えくぼ」とは光にかざすと透けるようなピンホールのこと、「ほくろ」は土や釉薬に含まれる鉄分により発生する黒点のことを指します。

私たちがこの日訪れたのは、D&DEPARTMENTでも長くご紹介する「水玉急須」を製造する、「副千製陶所(そえせんせいとうしょ)」。一度はどこかで目にしたことがあるはず、紺色と白の水玉の急須です。

馴染みがある急須も、製造はほとんどが手作業。型に生地を入れるところから、水玉の模様の位置、絵付けなど‥‥それぞれに分担しながらつくられています。

そんな製造過程でどうしてもでてしまう、「えくぼとほくろ」の商品。ここでは、ひとつひとつ説明を聞きつつ、「どこにえくぼがあるのかな?」と見つけるのも、普段とは違った選び方の楽しみがあり、より愛着も湧きそうですね。

 

 

お茶を五感で楽しむ・感じるTea salon体験

そして最後は再び「旅館大村屋」に戻り、最終プログラムのTea Salon体験へ。

Tea Salon体験は、「嬉野茶時(うれしのちゃどき)」という、嬉野のお茶・焼き物・温泉の文化を繋ぎ、茶師と呼ばれる7名の茶農家が中心となる活動のひとつ。茶師の厳選茶とそれに合わせた御茶請けを、お茶作りのこだわりや思いを聞きながら、プレゼンテーションを受ける体験です。


旅館大村屋へ戻る前に訪れた、野外茶室「天茶台」も「嬉野茶時」の活動のひとつ。

今回の講師は、長崎県から嬉野へ移住した茶農家の松田二郎さん

「副島園」で修行し、2020年に独立されたばかりですが、「茶屋二郎 the BAR」という屋号で、お茶とお酒、食のペアリングを提案する活動もされています。

「旅館大村屋」の地下にある、特設のティーカウンターで、お茶を楽しむためのお菓子とのペアリングをコース形式でいただきます。


一煎目:低温で濃く出した煎茶(アサツユ)

 


二煎目:レモン緑茶の水出し(煎茶+レモングラス)/「うれし庵」のアンデサンド(塩味の効いたクッキー生地+あんこ)

 


三煎目:急冷のほうじ茶/酒粕入りチョコレートケーキ

品種の特徴よりも、農家ごとのこだわりや目指す味のポイントを、温度、淹れ方、うつわを通して五感で体感する、Tea Salon体験。

普段とは異なる空間で飲むお茶でも、カウンターの話しやすい距離感で美味しく飲めるポイントも気兼ねなく教えていただけるので、自宅に帰ってからも実践できそうな気持ちになります。

Tea Salon体験は事前予約制。茶師の方々や、季節によっても内容が変わるので、機会があれば何度かご参加いただきたいプログラムです。

Tea Salon体験

 


 

今回、北川さんと一緒に嬉野の街を歩いたことで、街の印象はもちろん、これからの旅の過ごし方が変わるだろうと感じた一日でした。

“知り合いづくりをするような旅”というキーワードはその通り。短い時間のなかで、出会う人と情報が盛りだくさんだったものの、皆さんのお顔やキャラクターまで今もしっかり覚えているのです。大きすぎない嬉野の街のちょうど良い規模が心地よく、帰り際にはどのお店でも「また来ますね。」と、自然と挨拶していました。

 

そして9月にもう一度、北川さんと一緒にめぐるツアーを開催します。(訪問先は同じ予定です)
「暮らし観光」をぜひ、実際に体験してみましょう!

\9/10(土)も開催・申込受付中/
旅館大村屋15代目と行く“嬉野温泉 暮らし観光”
日 程:2022年9月10日(土)
時 間:14:00~17:00 予定
場 所:佐賀県嬉野市
参加費:¥8,500(税込)
定 員:6名 ※催行人数 2名~

※申込締切:8/10(水)まで
※抽選結果:8/12(金)までにメールでご連絡いたします

▷詳細・お申し込みはこちらから

 

もののまわり 佐賀 嬉野 旅館大村屋 ツアー 

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