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d design travel KANAGAWA

「文明」から「文化」へ。

未来にひらく、神奈川の港。

日本を代表する国際港湾都市・横浜に限らず、広い範囲に及んでいた“ハマっ子”気質。東海道や、大山街道、温泉郷、古都、芸術村、軍港……神奈川県は、港や都心からもほど近く、どの地域にでもよそ者を受け入れる寛容さがあった。それは、世界に繋がる“大きな海”で、いつでも帰りを迎え入れてくれる“母港”のよう。

d design travel KANAGAWA
先行発売します!
3月23日(木)よりネットショップにて予約スタート。
4月7日(金)よりd47、D&DEPARTMENT各店にて順次。
2023年5月12日(金)全国発売
 
『クイーン・メリー2』
ありあけ横濱ハーバー/柳原良平(1931年-2015年)
生粋の船好きとしても知られ、横浜市山手に住んだイラストレーター・柳原良平さん。開港百六十余年、世界の窓口として進んできた日本の前衛都市・横浜の偉大さと、柳原さんが描く船や人物に表れる愛しさが、この2か月にわたる取材の中で、次第に“神奈川らしさ”に繋がっていきました。ありあけの銘菓「横濱ハーバー ダブルマロン」のために描き下ろした作品は、すべての神奈川県民にとって、“人生という航海”の一場面のようで、航路は違えど、その行き先は一緒で、輝かしい未来なのでしょう。

ネットショップでのご購入はこちら

神奈川号発売記念・送料無料 ~2023年5月22日(月)

「d design travel」全号を送料無料でお届けします。(※離島、一部遠隔地を除く)ご購入はこちらから。

SIGHTS

その土地を知る

  1. 小田原文化財団 江之浦測候所
  2. 生田緑地
  3. 横須賀美術館
  4. 湯河原惣湯 Books and Retreat

©️山田将志
神奈川県らしい風景から学ぶ

真鶴町の『美の基準』

真鶴町には、1993年制定された、通称「美の条例」によって、美しい町並みが残っています。土地を造成する際のルールや手続きを定めることで、無闇やたらな開発を防ぐようなもの。中でも、特筆すべきものだったのが、『美の基準』です。それは、具体的な数値などではなく、“心を入れるもの”と言われ、冊子上にもまとめられています。そんな『美の基準』について、真鶴出版の川口瞬さんにお話を伺いました。

RESTAURANTS

その土地で食事する

  1. 熊澤酒造
  2. くろば亭
  3. ながや

photo by yuji yamazaki
神奈川県の味

神奈川定食

毎号、d47食堂スタッフが現地取材し、その土地らしい定食を考えます。シュウマイ、マグロの角煮、けんちん汁、小田原の十郎梅や蒲鉾、落花生の煮豆など。旅人や異文化を受け入れた寛容な神奈川県ならではの、独創的でハイカラさがある「神奈川定食」は、d47食堂で4月7日(金)から7月6日(木)まで、実際にご賞味いただけます。(仕入れの状況などにより提供期間や内容は変更になる場合がございます。)

SHOPS

その土地らしい買物

  1. OTA MOKKO
  2. 鎌倉市農協連即売所
  3. 巧藝舎
  4. studio fujino

神奈川県のロングライフスポーツ大会

わかりやすい箱根駅伝

今でこそ日本の正月の風物詩、ロングライフなスポーツ大会として知られる「箱根駅伝」ですが、実は、そのコースの8割以上が神奈川県なのです。編集部は、まさに選手が走る国道1号線を何往復も(車で)走って、歴史、文化、地域性など、今まで気づかなかった箱根駅伝の魅力に引き込まれました。イラストレーターの辻井希文さんのイラストとともに、楽しく簡潔にご紹介。これで、来年の箱根駅伝は10倍面白いはず。

CAFES

その土地で、お茶をする
お酒を飲む

  1. 茶寮 石尊
  2. THE BANK
  3. ミサキプレッソ
  4. カフェ ヴィヴモン ディモンシュ

神奈川県の“らしさ”をつくる人

柳原良平とヨコハマ

高度経済成長当時、1日の疲れを癒すサラリーマンの心情を代弁した「アンクルトリス」。戦後間もない日本に生まれ、長きにわたり愛され続けてきたサントリーウイスキートリスの広告キャラクターです。お馴染みの名キャッチコピーも相まって、もはや国民的で、今もなお世代を超えて愛され続けています。そして、そのキャラクターの生みの親こそ、無類の船好きでも知られるイラストレーター・柳原良平さん。人生の半分以上を横浜で過ごし、誰よりも「横浜」と「港」を愛した人でした。

HOTELS

その土地に泊まる

  1. ホテルニューグランド
  2. 富士屋ホテル
  3. 石葉
  4. hotel aiaoi

神奈川県の“民藝”

港はいつも違う世界、「外」への扉として開かれ、港町にはいつも出会いの悦びがある。神奈川の〝民藝〟は、「港」から届く新鮮な悦びそのものだ。そういえば、柳宗悦たちが「民藝」という言葉を生み出す前、文芸誌『白樺』の編集に取り組んでいた際も、『白樺』の名をもっとも世に広めたきっかけの一つ、彫刻家であるオーギュスト・ロダンの作品もやはり横浜からもたらされた……(本文より)「工藝 風向」店主の高木崇雄さんが “民藝”と“ロングライフデザイン”を繋ぐ、連載第21回。

PEOPLE

その土地のキーマン

  1. 川口瞬(真鶴出版)
  2. ミネシンゴ(アタシ社)
  3. 細淵太麻紀(BankART1929)
  4. 永井宏

神奈川県のロングライフな祭り

山とギャンブル

大山の近くの丹沢山塊の塔ノ岳では、実際に昭和前半まで賭場が開かれていたといいます。実は山や寺院のような霊場では、賭場が開かれることが珍しくはなかったそうです。。博打をするときに払う手数料のことを「テラ銭」と呼ぶのも、寺院で博打が行なわれていた名残だという説もあります……(本文より)山伏の坂本大三郎さんの文章と絵で、47都道府県に深く根づいた“祭り”を紹介する連載、第22回。

読者や現地の皆さんと楽しむ、
様々なイベントを開催!
神奈川
開催
東京
開催

d design travel KANAGAWA
ディ・デザイントラベル神奈川
編集長:神藤秀人
発行元:D&DEPARTMENT PROJECT
体 裁:B5判変型 (230mm×175mm) 192ページ フルカラー
販売店:全国の主要書店、ライフスタイルショップ、ミュージアムショップ
全国発売日:2023年5月12日(金)
表紙:『クイーン・メリー2』
ありあけ横濱ハーバー/柳原良平(1931年-2015年)