d design travel KOCHI 編集部同行レポート①

2018年12月。
d design travel 編集部に同行し、d47storeスタッフも二日間だけ高知県の魅力に触れて来ました。

合流日の19日は、成田空港と高知龍馬空港を結ぶ、ジェットスターの就航日。成田発の初便に乗り込み、高知らしい晴天に迎えられ、さっそく市内にある「藁工ミュージアム」へ。

かつて藁を保管していた藁工倉庫を2011年に改修し、現在は企画展やワークショップ等のイベント(落語会やライブなど)も定期的に行う、地域に開かれ親しまれた小さな美術館。石灰岩に藁を混ぜて作られた伝統的な土佐漆喰と、空の青のコントラストがとても美しく、気持ち良いスタートとなりました。

 

 

続いて来たのは、高知駅から徒歩20分ほどの住宅街にある「竹村活版室」。

オーナー・竹村直也さんと店主・愛さんご夫妻が、笑顔で迎えてくださいました。6畳ほどの小さな店内で活版印刷の依頼を請け負いながら、お二人も所属する「TOSAWASHI PRODUCTS」の企画した商品を販売するショップとしても運営しています。

自ら手漉き和紙職人さんに教わって自ら漉いたという、クズ紙を再生した名刺サイズの耳付き和紙の束などもあり、味わいがとても魅力的。わたしは他に、和紙見本にもなる土佐和紙カレンダーやポストカードを購入しました。自分用に、お土産に。手に取りたくなる伝統工芸品の提案の形。紙好きにはたまらない空間です。

 

 

高知での夜ご飯、編集長に連れて行ってもらったのは、彼いわく"土佐版スーパーフードコート"、「ひろめ市場」。施設内にある様々なお店から、少しずつ食べ物や飲み物を購入し、至る所に設置されたテーブルで自由に食べることができます。わたしは竹村活版室のお二人にオススメされた「やいろ亭」を選び、カツオたたき、じゃこ天、ゆずジュースなどいただきました。

高知のふつう、”カツオたたきにはにんにくスライス”を体感し、その美味しさに大満足。また、地元民は一切れ一口で食べるそうですが……3分の2が精一杯なくらい、やいろ亭のものは厚みのある大きい一切れでした。

 

 

二軒目に来たのは、惹かれる佇まいの「葉牡丹」。
高知の人が、口を揃えて「ここは良いよ」と太鼓判を押してくれる、昔ながらの庶民の店。繁盛店となったきっかけの名物は串カツだそう。高知ならではの、カツオの内臓で作られた酒盗も編集長が頼んでくれ、ちみちみ箸先で摘まみ出すと止まりません。オリジナルの徳利とお猪口のセットも、なんともかわいい。一人2000円分以上食べると、お酒や一品料理が当たるクジが引け、次回来店時使える!?これは、通いたくなってしまいます。

 

 

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