草加煎餅は何からできているかを知ろう

9月23日(土)に熊谷ラグビー場で開催されたGREATER KUMAGAYA ORGANIC FES 2018D&DEPARTMENT by PUBLIC DINERのポップアップストア横にてd SCHOOL「わかりやすい草加煎餅」ー草加煎餅は何からできているのかを知ろうーを開催いたしました!

熊谷市では初めて開催されたORGANIC FESで私たちも初めて屋外フェスへの出店、さらにd SCHOOLも開催をしました!
開催前日は少しお天気がぐずついていましたが当日は気持ちよく晴れてくれました。私たちのブースはメイン会場から少し離れた場所で、新しくできたばかりのラグビー場の軒下部分、ちょうどメインの会場やその周りの出店ブースを見渡せる場所です。

今回の「わかりやすい草加煎餅」ー草加煎餅は何かできているのかを知ろうーでは草加市で草加煎餅を製造販売している山香煎餅本舗より河野文寿さんと息子さんが一緒に講師としてきてくれました。参加者の多くが小学生の子供達で、開催前は子供たちもなんだか緊張している様子です。

会が始まるとまずお煎餅についてどんな種類があるのか知っているかなという質問から始まっていきます。河野さんは常に子どもたちと顔を合わせるようにしてゆっくりと分かりやすく説明をされていて、子供達も食い入るように話を聞いていたのがとても印象的でした。
草加市で山香煎餅本舗が煎餅焼きの体験ができるようにとつくった「草加せんべいの庭」で以前お話を聞いたときに、最初は人が全く来なかったけど近所の小学生がきっかけで徐々に人が増えていったというお話を河野さんがしていたのを思い出しながら、こうやって河野さんたちは一人一人の方にお煎餅の話をしてきたのだなぁと実感していました。

 お煎餅の種類の話からお煎餅って何からできているかな?とお米の話、そしてお煎餅の生地についての話へと移って行きます。
お煎餅の生地は米を粉にし練って、蒸し、団子状にします。そしてそのお団子を潰して平らにし、しっかりと乾燥させて煎餅の生地となります。
カチコチのお煎餅の生地がどうして膨らみサクッとしたお煎餅へと変わっていくのか、実際に焼いて試してみようとみんなお待ちかねの煎餅焼きをはじめていきます。
 お煎餅の生地を網に乗せ、1、2と数えてはひっくり返すというのを何度か続けると徐々にカチコチだった生地が膨らみ始めます。子供達は慣れないトングを片手に「1、2はい、ひっくり返して」とすぐ隣でしてくれるナビを聞きながら真剣に上手にお煎餅を焼いていました。

 

膨らんだお煎餅は徐々に形も変わっていきます。そこで煎餅を押して平らにする落し蓋のようなもので煎餅を平らに押していきます。この平にする「押し焼き」が草加せんべいの一番の特徴だそうです。

お煎餅の生地がこんがりキツネ色になったら出汁の効いた醤油ダレを表面に塗って出来上がり、焼きたての暖かい草加煎餅はさっくさくでなんとも香ばしい匂いもまた美味しさを引き立ててくれます。自分で焼いたお煎餅、お母さんと一緒に焼いたお煎餅とみんなそれぞれに良い表情で食べていました。
参加した子供たちが順番に焼いていきながら、焼く前の生地をかじって焼いたお煎餅と比べてみて「硬いよ~!」と盛り上がる場面もあり終始和やかな雰囲気です。
 最後に河野さんから「今日焼いたお煎餅といつもお家で食べてるお煎餅はどこが違ったかな?」という質問に小学生の男の子が「焦げてた!」と答えてくれました。それに対し「焦げてたけど美味しかったよね?それはこのお煎餅にお米の甘みがしっかりとあったからなんだよ。おじさんたちはこのお米の甘みがしっかりするお煎餅を作っているんだよ。それにみんなで焼いておせんべいを食べるのは楽しかったよね、これからもみんなで楽しくお煎餅を食べてね。」とわかりやすく子供達も山香煎餅本舗のこだわりのお煎餅を学び体験する会となりました。