つづくをたべるレシピ 031 愛媛「日向飯」

穏やかな海風が吹き込み、様々な柑橘が育つ段々畑に囲まれた愛媛県西予市明浜町。昔から漁師飯として親しまれる「日向飯」のレシピを、無茶々園の片山恵子さんに教わりました。

魚のよく獲れるこの地域では、自分たちで魚を捌いて刺身にします。鉢盛りにして余った刺身は「づけ」にして、骨から出汁をとり、次の日に「日向飯」にしていただきます。卵とニラと一緒にかき混ぜて、ごはんの上に好きなだけかけて食べるのがたまらなく美味しい。

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材料
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○鯛の刺身 160g
○卵 2個
A
○出汁 100cc
○濃口醤油 110cc
○みりん 100cc
B
○ニラ(細かく刻む)、刻み海苔、ごま、大葉(千切り) 適量

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作り方
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1. Aを合わせ、ひと煮立ちさせたら火を止め、冷ます
2. 厚めのぶつ切りにした刺身を、1にひと晩漬ける
3. ボールに卵を溶きほぐし、漬けた魚と一緒に汁も少々加えて、軽く和える
4. 3に、Bを加えて、ひと混ぜ
5. ごはんにかけたら、できあがり

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メモ
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*地元では、刺身を食べるのにまるの魚を下ろす家庭も多いので、アラで出汁をとる。気軽に作るには、お好きな出汁を使えばOK。
*ニラはお好みで万能ねぎに置き換えてもいいです。