12 記録係募集

d&departmentのあらゆる活動を記録してくれる方を募集します。映像撮影と簡単な編集、写真撮影と原稿にまとめられる方。まずは、ご連絡ください。

ナガオカ ケンメイさんの投稿 2018年7月1日日曜日

 

僕らdは全国11店舗で年間計100近くのワークショップや勉強会(d SCHOOL)を開催しています。また、生産者のところに見学に行ったりも。そして、ヒカリエの8階で展開するd47では、食堂では食の生産者と、MUSEUMではテーマごとに様々な作り手、企業、行政と。また、d design travelでも、貴重な時間を頂いての取材、見学などを行っています。今、これを見直しています。この膨大な価値についてです。アーカイブを本格的に行い、2020年からの「つくる」(dはこれまで「作らない」というキーワードで運営してきましたが、これからは、これまでの学びを生かし「新しいものを生み出す」ことに)に向かって、それを生かして行こうと思っています。
冒頭、店舗の学びのことを書きましたが、これはほぼ、実は記録はしていますが、共有したり、運用したりはしていません。また、今後も増え続ける貴重な取材や学び、現場へお邪魔したり、継承問題を抱える素晴らしい手仕事など、しっかり記録していかなければと思いました。
とはいえ、今のスタッフでは業務の合間にそれができません。そこで業務を積極的に「学び」に置き換えるための「教育部」を作ったわけですが、やはり、記録班が欲しいのです。とはいえ、これまでもそう思ってきましたが、人を一人、雇うほどのことは資金的にできない。では、どうしよう…。と、考えているうちに、facebookにつぶやいてしまいました。
問題は全国のdで行なわれているものを、どうやって記録するのか。ここだけ考えても現地の人じゃないと無理でしょう。また、映像は映像の得意な人、原稿は原稿の得意な人…とやっていると、何人も必要になってしまいます。それを各地のdがその度に負担し続けると、直接売り上げに関わってこないので、出費が増える…。すみません、あからさまに色々と書いて。
悩んでいるうちに、一つの答えにたどり着きました。これから創刊する「d news paper」は、よく考えたらこうした全国のことを取材したり、d design travelで取り上げた人や場所、活動の「その後」を追うもので、この編集部が取材に行けばいいんだ、と。この雑誌は10,000部程を刷り、1,200部の採算分岐点を意識して1冊800円程で販売を計画。もちろん、全国からの「長く続くいいこと」への応援広告を頂き、ささやかでも事業として収益を作り、編集部や制作費に当て、この活動自体の「継続」も作っていく。その「取材費」と考えればいいのか…。これは、考えてみると2005年に創刊した「d long life design」の復刊になるなぁと思いました。これまで、この小冊子の継承は、d design travelかと思ってきましたが、トラベル誌はやはり、トラベル誌ですね。笑 なんか、これもスッキリしました。
さて、ということは、各地のdと連携して、東京事務局で編集する雑誌をみんなで作り、広める。そこで生まれた収益で、取材、アーカイブ、つまり、記録をしていくということなんだな。よし。まとまった!!
と、いうことで、dのすでにある都道府県を中心に、映像、写真撮影、ライティングのできる方を募集というか、その都度、引き受けてくださる方のエントリーをお待ちしています。多分、そんなにギャラは払えません。泣 あなたの街の「長く続くいいこと」への価値保存、アーカイブにご協力をお願いいたします。