46 山梨県富士吉田へご招待で行ってきました。

山梨県富士吉田にdの(主に)ショップに立つスタッフなど、総勢約30名で織物の産地回りに行ってきました。正確に言うと、バスをチャーターしてご招待頂きました。

この前日、山梨県産業技術センターの主幹研究員の五十嵐哲也さんにd東京本店に来ていただき、2時間ほどの予習としてのスライド講義をして頂きました。

とにかく織物に対する、また、山梨、富士吉田の繊維産業に対する情熱が半端なく、それはここで見せて頂いた解説スライドにも十分現れていて、とにかく「知った」という前に「感動」もしました。

全国にはこうした「スーパー公務員」がいるわけですが、日本はこれからもっともっと税金や公務員、公共などが若者の等身大に「やや、えこひいき」しながら近づいてくると、本当に日本中が面白くなっていく。そんな感じがしました。

当日を迎え、まずは「北口本宮冨士浅間神社」へ。一瞬、「えっ」と思いましたが、地元の信仰もあり、やっぱり連れて行っていただき、良かったです。まず、心を清める、ですね。

そして、「テンジン」さん、「羽田忠織物」さん「渡邉織物」さん「妙高冨士染工場」さん、「FUJIHIMURO」という一般公開前の元製氷倉庫をリノベした多目的スペースで、改めて巡った会社の方々によるトーク。これもとても勉強になりました。その後、「西裏エリア」という、三丁目の夕日的な路地を散策(実際に映画でもロケ地として使われたとのこと)、懇親会へと進み、限られた時間の中で、本当にもてなしを受け、勉強させていただきました。

この周辺はほっておけば、繊維産業の衰退でどんどん過疎化してしまいそうな、日本の産地のどこにでも起こりそうな気配のある場所。そこに「行政」「地域おこし協力隊」など、「建築系大学」「織物会社」が五十嵐さんらによって導かれ、例えば、先の「西裏エリア」なんかを「面白がる」ことで、若い産業観光が生まれていました。もちろん、こうした考えの延長に、この日のお招きがあったことは、重々、意識しながら取り組ませてもらおうと思っています。

こうしたお誘いをもらうと、僕ら「d」の意味、意義についても、改めて自分達で考えられる。本当に貴重な時間でした。