d47 千葉県「Sghr 菅原工芸硝子のうつわ」

サーファーたちも多く集う、千葉県九十九里。その場所でガラス製品を作る「菅原工芸硝子」は、もともと東京の下町で創業。1961年、先先代の時代に九十九里の温暖な気候に惹かれ工房を移設。今では工房に加えカフェ、ファクトリーショップを構えています。

 

「菅原工芸硝子」の製品はすべて手吹きを中心としたハンドメイド。作家的なものづくりではなく、レストランでも使えるよう形や厚みがほぼ一定。均一な形を作り上げることは何よりも難しく、それは職人たちの無駄な動きのないチームワークがあるからこそ成り立っています。自由な発想のデザインも多くあり、千葉らしく落花生をモチーフにしたグラスや箸置きなど、ガラスが固まる寸前の一番美しく見える瞬間を見極めている彼らだからこそ、実現できています。

 

今回は、D&DEPARTMENTでも長く定番として紹介しているグラス「fifty’s(フィフティーズ)」シリーズを始め、製品になる途中、些細な理由からはじかれてしまった製品を、ひと手間加えて再生させたプロジェクト「rework(リワーク)」など、「菅原工芸硝子」が作り出すテーブルウェアをご紹介します。

d47 千葉県「Sghr 菅原工芸硝子のうつわ」

日程
2019/6/1(土)~6/13(木)
時間
11:00~20:00
場所
d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F) Map d47 design travel store

●お問い合わせ:03-6427-2301(d47 design travel store)

菅原工芸硝子
1932年創業。クリスタルの名産国であるチェコから技術者を招聘するなど、常に技術の向上を目指す。約3,000種類の製品の中には、安定した色を出しにくい赤のガラスを製品化したものがあり、それがMoMA(ニューヨーク近代美術館)の通販カタログの表紙を飾るなど、海外での評価も非常に高い。昨今、後継者育成に頭を抱える企業が多い中、若い職人、特に女性の比率が高く、職人自身がその技能でもってデザインを行い、常に手作りの可能性を追い求めている。