saredoの糸と靴下

古くは大和絣の産地として栄え、現在では国産靴下の一大産地として様々な繊維産業がリンクする奈良。その地で生まれ育まれた一軒の糸商、萱澤商店の萱澤有淳さんは、家業であった卸会社で、国内外の様々な種類の糸を卸すだけでなく、別注の糸の取次をするなど、商品企画も行っていました。長年靴下の生産の現場に関わり続けてきた萱澤有淳さんは、落ちわたを100%使用したリサイクルのコットンに出会い、2014年に「saredo-されど-」を立ち上げ、糸の企画から靴下、帽子などの暮らしの道具を製造しています。

 

靴下には「たかが靴下、されど靴下」という言葉があります。靴下は「莫大小」と書いて「メリヤス」編みと言う編み方で作られますが、文字通り大きくも小さくもなる伸縮性に優れた編み方です。その為丁寧に作られたものと手抜きをして作られたものはパッと見では判りませんが履き比べればその差は一目瞭然です。単なる「made in Japan」ではなく「誠実」、「正直」、「謙虚」、「繊細」と言った日本人の精神性と craftsmanship=職人気質に基づき「たかが」ではなく「されど」と思われるような、「made by Japanese spirits」なものづくりに関わり繋げて行くことを大切にしています。

「靴下」や「帽子」、これからの季節に活躍する「セーター」や「レギンス」など、その他服飾のアイテムが種類豊富に並びます。また、会期中は糸の量り売りも行います。ぜひ店頭でご覧になり、触り心地をお楽しみ下さい。

 

saredoの糸と靴下

日程
2022/12/21(水) ~ 2023/2/6(月)
時間
11:00~19:00
場所
D&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA3 Map プラザハウスショッピングセンター 2F

●お問い合わせ:098-894-2112 (沖縄店)

・年内最終営業日:12/31(土)11:00~18:00
・休業期間:1/1(日)
・年始営業開始日:1/2(月)11:00~19:00(通常営業)

\ダーニングワークショップを開催!/
日常的に身につける衣類を長く使い続ける方法のひとつ、ほつれや穴を糸で繕う「ダーニング」のワークショップを開催します。当日はsaredoの萱澤良子さんを講師にお招きし、お客様にお持ちいただいた衣服の穴の空いた部分を、saredoの糸を使って補修をします。穴が空いていない衣類でも、リメイクするようなイメージでワンポイント糸を差し込んで頂くことも可能です。萱澤さんに糸の選び方のポイントや、こだわりなどのお話しをいただきつつ、じっくりとダーニングに取り組む特別なワークショップ、ぜひご参加ください!

詳細はこちらから
saredoの糸と靴下

株式会社萱澤商店/saredo

萱澤商店は、1948年に奈良県大和高田市で創業した糸の卸会社。取締役を務める萱澤有淳さんが企画・開発を担当し、奥様の良子さんがデザイナーとして携わるブランド「saredo」を2014年に立ち上げ。定番商品のリサイクルコットン糸は、国内の紡績工場で糸をつくる工程で出た「落ちわた」を100%使用し、独自の紡績方法で紡がれています。