五感を磨く発酵茶。Jikonkaから伊勢茶のルーツを学ぶ旅 

暮らしの美意識を生み出す発酵茶

三重県で収穫し、つくられるお茶は「伊勢茶」と呼ばれ、静岡県、鹿児島県に次いで栽培面積・荒茶生産量が全国第3位ということは、ご存知でしょうか。

気温や降水量がお茶づくりの環境に適しており、煎茶、深蒸し煎茶、かぶせ茶、紅茶など、様々な種類が県内で生産されています。

歴史としては、900年頃から茶樹が栽培されていた記録があり、明治時代には外貨獲得の為に三重をはじめとする4 県(静岡、三重、奈良、宮崎)で、インド、アッサム系品種の紅茶生産がはじまったといわれています。

 

亀山市で衣食住の道具や楽しみ方を提案する「Jikonka」の米田恭子さんは、拠点のひとつにしていた台湾で発酵茶の味わいや茶文化に魅了され、自然栽培で育てた茶葉を手摘みしてつくるお茶を手がけています。

 

米田さんがつくる発酵茶のひとつに、「F4」という茶樹をつかった「伊勢水香白茶」があります。「F4」は台湾の山茶をルーツにもつ紅茶向けの品種で、戦前の台湾で紅茶生産に関わっていた川戸勉氏が1931年に試験栽培しており、国内では亀山市でだけにしかない貴重なもの。

「F4」は茶葉の大きさや清涼感ある豊かな香りが特徴。この要素が米田さんの目指す発酵茶に近かったことから、自身でも茶農家となり茶畑の管理をはじめ、「伊勢茶」を伝える活動をされています。

 

三重県で開催するプログラムでは、Jikonkaの米田さんと一緒に、台湾茶の茶文化や、伊勢茶の歴史を紐解き、実際にお茶をつくる過程の一部を体験していただきます。
出汁のような味わいで、何煎も楽しめる発酵茶。見て、聞いて、味わって、さまざまな角度から「伊勢茶」について学んでいただく一日。

 

お茶づくりに関わりたいと考えている方、興味のある方にも体験いただきたいプログラムです。

 

 

 

【 プログラムの流れ 】

集合場所:工房 而今禾
<最寄り駅>関駅 ※駅から徒歩約4分

 

◯10:30「工房 而今禾」に集合、本日の流れを案内

◯ 11:30 茶畑へ移動。米田さんの管理する「F4」の畑にて、茶摘み体験
※雨天の場合は、茶畑の見学となります

◯12:30「工房 而今禾」へ戻り、関宿の町で昼食

◯14:00 白茶(はくちゃ)作りを体験(萎凋(いちょう)の工程を体験)

体験後、米田さんにお茶の淹れ方、白茶の楽しみ方を聞きながらお茶を楽しみましょう(お菓子と一緒に)

◯16:00 解散/ご自身の作った白茶をお持ち帰りいただきます

 

【推奨交通手段】
車/レンタカー+公共交通機関(電車)

※茶畑への移動を伴うため、お車でのご参加がおすすめです。

 

【おすすめの服装・持ち物(必須ではありません)】

茶畑は森の中にあります。虫除け、暑さの対策ができる服装・アイテムをおすすめします。
<服装>
・長ズボン
・長靴

<持ち物>
・ハンカチ、タオル
・水分

 


\行ってきました!/

2022年5月末、Jikonkaの米田さんが手入れをされているお茶畑までお伺いしに、三重県亀山市に行ってきました。
米田さんの作る「白茶」は、台湾の山茶をルーツにもつ「F4」という品種。お茶畑というよりも木が生えているという印象。(森の中にも「F4」の茶畑があります)茶葉も大きく、この時期は新芽がどんどん生えてくるそうです。実際にいただいた「白茶」は、飲む度に味や香りが変わり、7~8煎と何煎も楽しめました。(「伊勢水香白茶」はd47 MUSEUMでもご紹介中。炭酸水出しもおすすめです!)

ツアー当日は、私と同じく茶畑の森に伺い、実際に茶摘みもしていただく予定です!(天候状況によって変更になる場合があります)お茶の概念が変わる体験を一緒に楽しみましょう。

五感を磨く発酵茶。Jikonkaから伊勢茶のルーツを学ぶ旅 

日程
2022/9/24(土)
時間
10:30~16:00 予定
場所
三重県亀山市(工房 而今禾 ほか) Map 工房 而今禾
参加費
お一人様 ¥14,300(税込)※お茶の試飲、白茶の持ち帰り(Jikonkaオリジナル)込み
定員
10名 ※最小催行人数 5名~

●お申込み方法:【こちら】のフォームよりお申込みください。

※本プログラムに現地宿泊施設の手配は含まれておりません。

●お問い合わせ:03-6427-2301(担当:d47 MUSEUM 門脇)

応募受付期間:8月26日(金)~9月14日(水)
抽選結果発表:9月16日(金)までにメールでお知らせいたします。

〈 プログラム実施までの流れ 〉

事前申込→応募多数の場合抽選→抽選結果のお知らせとお支払い手続きのご案内→参加代金のお支払い / お申込み確定


※応募者多数の場合、抽選となります。抽選結果はご応募いただいた方全員に9月16日(金)までにメールにてお知らせいたします。
※催行人数に満たない場合は、実施いたしません。恐れ入りますが、ご了承ください。
※期日までに旅行代金のお支払いが確認できない場合は、当選が無効となりますのでご注意ください。

〈 事前にご確認ください 〉
・本企画のお支払い方法はカード決済のみです。
・トラベル行程は企画時の予定です。やむをえない事情により変更になる場合があります。予めご了承ください。
・スケジュール、解散時間は交通事情により前後する場合があります。
・本企画参加料金には保険料を含んでおります。(エイチ・エス損保の国内旅行総合保険に加入しています)
・参加料金にはコースを巡る交通費、飲食代、宿泊費は含まれておりません。各自手配、お支払いをお願いします。(※立ち寄り先によっては、現金以外がご利用いただけない場合があります。)


協力:Jiconka SEKI
監修・企画催行:D&DEPARTMENT

旅の見どころ①|而今禾(Jikonka)について
米田恭子さん・西川弘修さんご夫妻が、1998年に三重県関宿に立ち上げた、衣食住にまつわるものを扱うギャラリー。東京にも拠点を構える。関町の「Jikonka SEKI」では、オリジナルのウエアから、各地の作家たちの器や、染ものを実際に手に取ることができます。5分ほど離れた「工房 而今禾」では、手摘みのお茶作りや、正藍染めにも取り組み、それぞれを体験できる教室も開催しています。
而今禾(Jikonka)
旅の見どころ②|貴重な茶品種「F4」の茶摘み体験
「F4」は台湾の山茶をルーツにもつ紅茶向けの品種。戦前の台湾で紅茶生産に関わっていた故 川戸勉氏が試験栽培しており、日本国内でも亀山市だけにしかありません。「F4」の茶樹は私たちが一般的に思い浮かべる茶畑とは違い、木や森に近い印象を受けます。当日は茶畑を見学しながら、茶摘みも体験していただきます。(天候状況によって変更になる場合があります)
旅の見どころ③|古き良き街並みが残る関宿
江戸時代に整備された53箇所の宿場、東海道五十三次で江戸から数えて47番目にあたり、参勤交代や、お伊勢参りの人々で賑わった町は、今も歴史的な建物が立ち並んでいます。Jikonkaのお茶のブレンドも行う、創業150年の老舗茶問屋「かねき伊藤彦市商店」や、銘菓「関の戸」や、旅人が親しんだ餅菓子「志ら玉」など、当時の風情を眺めながらの散策もおすすめです。
ものにはまわりがある展
「もの」の「まわり」と出会う14の旅
会 期:2022年5月16日(月)~9月19日(月祝)※水曜定休
時 間:12:00~20:00(最終入場は19:30)
場 所:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)
参加費:ドネーション形式(来場者が入場料を決める自由料金制)

「もの」にはそれを取り巻く「まわり」があります。流行や情報でものを購入する時代から、購入後にどんな暮らしがあるのか、どんな人と繋がれるのか、生産地の成り立ちや、原材料や製造工程などの「まわり」への関心が高まっています。また、その土地の「らしさ」と言われる、地域の個性や文化がながく続くためにも、「まわり」への視点が注目されています。
本展では、その土地らしいプロダクト、場所、食文化、活動を「もの」として捉え、その「まわり」を会場内で紹介するとともに、各地のキーマンとのツアーや勉強会など、現地へ旅して学ぶプログラムを実施します。実際に「もの」の「まわり」に出会う体験を通して、継続的な関係性が生まれる機会になればと思います。
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