d SCHOOL わかりやすい銭湯と街

8月のテーマは「銭湯と街」です。

長く続く「もの」や「こと」をわかりやすく学ぶ勉強会「d SCHOOL」。これまでに工芸や食文化をはじめ、オーケストラや能など、知っているようでその本質は意外に知らない、様々なテーマで開催をしてきました。

 

今回は「銭湯と街」をテーマに、一般社団法人「せんとうとまち」の栗生はるかさん、江口晋太朗さんをゲストにお招きして、銭湯が持つ文化的な価値や、地域コミュニティの基軸としての可能性など、銭湯が繋ぐ街の風景や文化についてお話しいただきます。

 

かつてはどの街にも必要不可欠だった公衆浴場は、現在、加速度的に減少しています。後継者問題や建物の老朽化などの課題も、紐解けばそれぞれ個別の思いや歴史があり、じっくり会話を重ね、時間をかけて解決していくしかありません。それでも「銭湯がある風景」がながく続いてほしいという思いから生まれた「せんとうとまち」の活動を、今回のトークを通して応援できたらと思います。

 

d SCHOOL わかりやすい銭湯と街

日程
2022/8/5(金)
時間
19:30~20:30(~21:00までお買い物もしていただけます!)
場所
D&DEPARTMENT TOKYO Map D&DEPARTMENT TOKYO
参加費
一般 ¥1,000/学生 ¥500(1ドリンク付き・税込)
定員
先着15名

●お申込み方法:WEB/店頭/お電話
●お問い合わせ:03-5752-0120(東京店)

お支払いは当日現地にてお願いいたします。
※席は当日先着順でのご案内となります。開場の30分前(19:00)よりお並びいただけます。
※開演後はスタッフの誘導に従い会場内にお入りいただきますよう予めご了承ください。

「せんとうとまち」 クラウドファンディングを応援!締切は8月末まで!
『d design travel』東京号のdマークでもご紹介している「稲荷湯」も「せんとうとまち」の活動を通じて、2019年に国の登録有形文化財に、2020年にはワールド・モニュメント財団のウォッチ・リストに選定されました。2022年6月には、稲荷湯同様に文化財となっている銭湯隣の二軒長屋を地域に開かれたサロンと銭湯文化を伝える空間に再生し、その運用が始まったばかりです。現在、その運営や活動資金の基盤をつくるためにクラウドファンディングを実施中!是非この機会に、活動内容や思いを知って、応援しましょう。 → プロジェクトの支援・詳細はこちら




↑改修する前の二軒長屋


↑2022年6月、新しいスタイルのコミュニティスペースとしてオープン

当日のゲスト
栗生はるか
一般社団法人せんとうとまち 代表理事
文京建築会ユース代表

早稲田大学で建築を学び、ヴェネツィアへ留学。株式会社NHKアートを経て、大学で建築教育に携わる。現在、法政大学、慶應大学非常勤講師。法政大学江戸東京センター客員研究員として、都市空間とコミュニティについて研究。地域の魅力を様々な角度から発信すると共に、銭湯と周辺地域の再生活動を展開している。東京文化資源会議や東京ビエンナーレ2020に、本郷エリアのディレクターとして参画。空家を活用した地域サロン等も運営中。
江口晋太朗
一般社団法人せんとうとまち 理事
TOKYObeta代表

編集者、プロデューサー。「都市と生活の編集を通じて、誰がもその人らしい暮らしができる社会に」をテーマに、都市や地域の再生活動、事業創造、エディトリアルからブランディングなど幅広く取り組む。東京文化資源会議 事務局次長、他。著書に『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(学芸出版社)『孤立する都市、つながる街』(日本経済新聞社出版社)『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社)等。
一般社団法人 せんとうとまち
一般社団法人「せんとうとまち」は、銭湯が持つ文化的価値に光をあてながら、銭湯とその周辺のまちの生活文化を育んでいる重要な建物や環境の潜在的価値を掘り出し、見える化し、広く社会に発信することで、歴史の積層を踏まえた「銭湯があるまちなみ」の魅力の向上を図る活動を行っている。

せんとうとまち