USEDアントチェア 大量入荷

7月30日(土)12時より、東京店にて販売いたします。ネットショップは同日18時から。

アルネ・ヤコブセンの代表作アントチェア。1952年にヤコブセン自身が建築した製薬会社Novo Nordisk(ノボ・ノルディスク社)の食堂で使用するためにデザインしたもので、世界で初めて背座一体の3次元曲線を実現した名作です。入荷したアントチェアは1998年製のホワイトと2005年製のビーチの2種類。どちらも年数経ってますが、かなり状態がよく、適度に良い経年変化をしています。
アントチェアはセブンチェアよりも小ぶりで圧迫感が出にくく、また、シンボリックな見た目は空間のアクセントになります。揃えて使ったときの統一感も素晴らしいです。
また、バイヤーとして8年ほど働いてきた中で、いろんな種類の椅子を仕入れて店頭にレイアウトしてきましたが、その中で「こんなに合わせやすい椅子は他にないんじゃないか」と思うくらい、アントチェアはどんな机や空間にも違和感なく綺麗に収まります。
今回、台数が多く全数仕入れることに対してとても悩みましたが、この名作を一人でも多くの人に使ってもらいたいと思い、なんとかすべて引き上げてきました。交渉の末、販売価格もいつもより抑えることができていますので、ぜひこの機会にご検討ください。

USEDアントチェア 大量入荷

日程
2022/7/30(土)~
時間
12:00~18:00
場所
D&DEPARTMENT TOKYO

1998年製 ホワイト
現行品との違いは座面裏に取り付けられている脚と座面をつなぐプレート。現行品がプラスチックなのに対して、この年代のものは合板になっています。現行品に近いプラスチックバージョンは座面と脚が外れるという不具合が起きがちですが、この合板バージョンで外れたという話は聞いたことがありません。長く使う上で、この違いは個人的にはとても重要視したいポイントです。20年以上前のものなので、傷やラッカー剥げなど多少ありますが、リアルに使い込んだ説得力のある最高の経年変化だと思います。ビンテージのアルテックのスツール60にも言えますが、使い込んでラッカーが剥げてきてこそカッコよさが増してくる感じがします。とわいえ今回入荷分はそこまで激しくラッカーが剥げている訳ではないので、これから何十年もかけて育てていってほしいと思います。
何十年も使うことについて現行品だと不安ですが、この合板プレートバージョンなら、タフな使い方にもしっかり耐えうる仕様になっていると思います。

26,400円(税込)/脚
2005年製 ビーチ
こちらは現行品に近いタイプ。座面裏のプレートはプラスチック。残念ながら座面と脚が外れる不具合が使い方などによっては起きてしまいます。(そんなに簡単に外れることはありませんが、、)木とプラスチック、異素材をビス一本と少ない接着剤だけで止めているので、このような不具合が起きるのもわかります。
この不具合が起きた場合、プレートが割れてなければD&DEPARTMENTに持ってきていただければ数千円で修理は可能です。(修理方法は外れたプラスチックプレートをコンクリートボンドでくっつけて、ビス1本だけでなく、ビスを5本6本追加する)。プラスチックプレートが完全に割れてしまった場合も、合板のプレートを新たに作るという方法で修理可能。
とわいえそんなに簡単に外れるものでもありませんし、今回入荷したものは、状態もかなりよく、良い具合に経年変化もしていておすすめできます。万が一、外れたしまった場合はD&DEPARTMENTに修理はお任せください。

33,000円(税込)/脚