saredoの糸と靴下

古くは大和絣の産地として栄え、現在では国産靴下の一大産地として様々な繊維産業がリンクする奈良。その地で生まれ育まれた一軒の糸商、萱澤商店の萱澤有淳さんは、家業であったで国内外の様々な種類の糸を卸すだけでなく、別注の糸の取次をするなど、商品企画も行っていました。長年靴下の生産の現場に関わり続けてきた萱澤有淳さんは、落ちわたを100%使用したリサイクルのコットンに出会い、2014年に「saredo-されど-」を立ち上げ、糸の企画から靴下、帽子などの暮らしの道具を製造しています。

 

靴下には「たかが靴下、されど靴下」という言葉があります。靴下は「莫大小」と書いて「メリヤス」編みと言う編み方で作られますが、文字通り大きくも小さくもなる伸縮性に優れた編み方です。その為丁寧に作られたものと手抜きをして作られたものはパッと見では判りませんが履き比べればその差は一目瞭然です。単なる「made in Japan」ではなく「誠実」、「正直」、「謙虚」、「繊細」と言った日本人の精神性と craftsmanship=職人気質に基づき「たかが」ではなく「されど」と思われるような、「made by Japanese spirits」なものづくりに関わり繋げて行くことを大切にしているプロダクト。

 

今回の展示では、saredoの定番商品である靴下や帽子、それらをつくるリサイクルコットンの糸など、バリエーション豊富に取り揃えてご紹介します。

saredoの糸と靴下

日程
2022/3/25(土)~2022/4/25(月)
時間
11:00~18:00(火・水曜休)
場所
D&DEPARTMENT KYOTO SHOP Map D&DEPARTMENT KYOTO

\関連企画イベント/
ダーニングのワークショップを開催します!
日常的に身につける衣類を長く使い続ける方法のひとつ、ほつれや穴を糸で繕う「ダーニング」のワークショップを開催します。当日はsaredoの萱澤良子さんを講師にお招きし、お客様にお持ちいただいた衣服の穴の空いた部分を、saredoの糸を使って補修をします。穴が空いていない衣類でも、リメイクするようなイメージでワンポイント糸を差し込んで頂くことも可能です。萱澤さんに糸の選び方のポイントや、こだわりなどのお話しをいただきつつ、じっくりとダーニングに取り組む特別なワークショップ、ぜひご参加ください!

日程:2022/4/3(日)
時間:①11:00~13:00/②14:00~16:00
場所:D&DEPARTMENT KYOTO
参加費:¥3,300(税込)
定員:各回4名

●持ち物:穴の空いた衣類(いくつか候補をお持ちください)
※ダーニングの道具はこちらで用意しております。
※穴のあいた衣類が無い場合は、穴の空いてない衣類をお持ち頂くか、店頭でご購入いただいた商品にワンポイントを入れることもできます。
※お持ち込み頂ける衣類は1着、1ホールの穴まで。お持ちいただく衣類はニットなどの毛織物や靴下、綿素材の衣類が推奨です。
※極厚、極薄手、レース類、Tシャツなどの、薄手やデリケートな素材は生地の破損の恐れがあるためお持込はご遠慮ください。
※穴の大きさは2cmより小さい穴が推奨です。
※衣服穴の状態によっては時間内に仕上がらない場合もがざいます。予めご了承下さい。

・参加費は当日会場にてお支払いいただきます。
・お申し込み後のキャンセルはご遠慮願います。
saredoの糸と靴下

株式会社萱澤商店/saredo

萱澤商店は、1948年に奈良県大和高田市で創業した糸の卸会社。取締役を務める萱澤有淳さんが企画・開発を担当し、奥様の良子さんがデザイナーとして携わるブランド「saredo」を2014年に立ち上げ。定番商品のリサイクルコットン糸は、国内の紡績工場で糸をつくる工程で出た「落ちわた」を100%使用し、独自の紡績方法で紡がれています。