三重 伊勢志摩から生まれるヤシマ真珠

ヤシマ真珠の歴史は1949年に三重県志摩市の英虞湾を望む間崎島に設立された弥志磨真珠養殖場から始まりました。71年には伊勢市にて小売部門をスタート。伊勢志摩の地で約50年、養殖から、加工、製作、販売に至るまでの行程を、全て親族間で関わり合いながら一環して行われています。5代目となる山本行太さんは真珠を「唯一の未来へとつづく宝石」と例え、伝統だけではない幅広い視点からこれからの真珠を伝えていくことに注力されています。伊勢志摩産のあこや真珠は海外の真珠などと比べて透明度と輝き（照り）に優れ、伊勢志摩の土地や気候、長く続いてきた歴史や文化、先人達の高い技術力とその継承から生まれた美しさの結晶です。

 
今回、三重店では伊勢志摩の海から生まれるあこや真珠の歴史や背景を展示しながら、前回好評をいただいたヤシマ真珠の山本さんを招いてのセミオーダー会や、今回初めての開催となる真珠のリフォーム相談会、YASHIMAの定番とCROSPEARLラインが揃う特集展示を開催します。セミオーダー会では真珠のお好きなパーツを組み合わせて、ピアスやイヤリング、ネックレスやブレスレットなどをオーダーすることができます。リフォーム相談会ではすでにお持ちの真珠のリフォームから糸替えなどのリペアまで、真珠の再活用に関するご相談をお受けします。

真珠は、日本人にとって、とても身近なアクセサリーです。それらがどのような環境で育てられ、加工され、私たちの手元に届いているのか。ただ美しいだけではなく、生まれる背景を知ることにより真珠の価値や私たちが残していくべき技術や守っていくべき海の環境など、伊勢志摩のあこや真珠のもののまわりについて学び、考え、次につながる機会になれば幸いです。