毎月開催 - 金継ぎの受付 - 割れたうつわの修理の日 2022/5/28(土)※次回日程は都度更新させていただきます。 「モノ継ぎ」 持永さんにうつわの修理をお願いする 生活用品は、生活の道具。毎日使う道具であれば、どこかが壊れたり、くたびれてしまうことは避けられないことです。きちんと作られたものは、直しながら使っていくことが理想的です。D&DEPARTMENTでは、直しながら使い続ける、そのものの寿命を全うしてあげることもまた、ひとつのロングライフデザインと考え、ものを買ったその後にも、どこかが壊れてしまったときに「リペアする」という選択肢がお選びいただけるよう、修理修繕にまつわるサービスを行なっています。 この回では美術品・器のお直し「モノ継ぎ」 持永かおりさんにお越しいただき金継ぎによる修理のご相談とご依頼を受付いたします。 割れたうつわの修理の日 日程 2022/5/28(土)※次回日程は都度更新させていただきます。 時間 お昼の部 14:00~/夕方の部 16:00~ 場所 D&DEPARTMENT TOKYO 2Fショップ 定員 9名 ●お申込み方法:店頭またはお電話にて承ります。 ●お問い合わせ:03-5752-0120(東京店) ※ 注意事項 ※ 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、参加者の皆さまには、以下の取り組みへのご協力のほど宜しくお願いいたします。 ・マスクのご着用 ・手洗い ・消毒液のご利用 ・開催期間中における、体調の管理 店内でも、スタッフのマスク着用、消毒液の設置、十分な換気など、感染対策を実施いたします。 「金継ぎ」とは 「 漆継ぎ 」とも呼ばれる、日本独自の陶磁器の割れや欠けの修理法。割れたパーツを漆でつなぎ、あえて金粉や銀粉を蒔いて化粧をすることで、その修理跡も器の新しい模様として捉えるという日本独特の美意識から生まれたものです。現代では様々な接着剤を使用した方法も見られます。D&DEPARTMENTでは改めて食器として使えるよう、漆を使用する本来のやり方での修理を承ります。また、ガラスの修理もご相談いただけます。 【受付について】 〈受付方法〉各回20分ごとの予約制の受付になります。以下の時間ごとに1名ずつ受付いたします。 【修理例について】 よくあるご相談をのせました。割れや欠けは素材や症状によって様々ですので、修理代は状態によって上下します。参考までにご覧下さい。 真っ二つに割れてしまった。 仕上げ:銀継ぎ、マット仕上げ修理代:9,000円前後納 期:約4ヵ月 縁が欠けてしまった。 仕上げ:金継ぎ磨き仕上げ修理代:8,000円前後納 期:約3ヵ月 バラバラに割れてしまった。 仕上げ:銀継ぎ、マット仕上げ修理代:19,000円前後納 期:約6ヵ月 ギシギシいうほど深いヒビが入ってしまった。 仕上げ:金継ぎ、マット仕上げ修理代:12,000円前後納 期:約4ヵ月 深く大きく欠けてしまった。 仕上げ:銀継ぎ、マット仕上げ修理代:9,000円前後納 期:約4ヵ月 破片がなく、大きく破損している。 仕上げ:漆継ぎ、朱赤仕上げ修理代:16,000円前後納 期:約5ヵ月 マグカップ持ち手の割れを補強 マグカップや急須の持ち手は負荷のかかる箇所のため、麻糸や布で補強すると安心して使えるようになります。費用の目安は、補強無しの金額の5割り増し程度です。仕上げ:銀継ぎ、磨き仕上げ修理代:18,000円程納 期:約5ヶ月 【ガラスの修理について】 ※現在、ガラス用国産漆による修理の受付は、欠けのみとなります。※割れとヒビの修理は、紫外線感光型接着剤での修理になります。飲食には使えませんので、ワイングラスの足や置物などの修理にご利用ください。1.ガラス用国産漆による修理安心して飲食に使える唯一の修理法。漆が茶褐色なため、場所によっては黒い漆がガラスを通して見える場合もあります。2.紫外線感光型ガラス用接着剤による修理飲食には使えないが、無色透明に直せる修理法。割れとヒビの修理に適しています。不透明のガラスは紫外線を通さないため修理をお受けできません。※ガラスの修理は難易度の高い技術を要するため、場合によっては修理をお受けできない場合もあります。予めご了承いただき、お持ち込みください。 「モノ継ぎ」 持永かおり 多摩美術大学でガラス工芸と陶芸を学ぶ。卒業後「いけばな草月流」本部造形コースの助手として指導にあたりながら、多くの美術品や花器などの修復を手がける。2011年の震災をきっかけに、モノを作る側から直す側へと転身。世田谷区の自宅にて国産の漆を使った美術品・器のお直し「モノ継ぎ」を立ち上げる。D&DEPARTMENT の「ものを新しくつくらないこと」と言うデザインリサイクルのテーマに共感。同社のリペア事業に参加し、現在はHPでの受注も合わせ年間300個をこす器の繕いを手がける。著書に「繕うワザを磨く 金継ぎ上達レッスン」(メイツ出版)がある。 モノ継ぎホームページ