森田千晶の和紙

1300年以上前から手漉き和紙の代表生産地とされてきた埼玉県小川町。

和紙造形作家として活躍する森田千晶さんは、小川町で和紙作りを学び、古いアパートを改装した工房「アトリエ線路脇」で活動されています。

 

森田さんの作品は、『d design travel 埼玉』の表紙にもなった「鳥かご」を中心に、「すかし和紙」という独自の技法でレースのような繊細な模様を表現しているのが特徴。和紙の原料となる楮を育てながら、毎年冬には有志を募り、楮の刈り取りから皮剥きまで行う「かしき」という作業を通して、小川和紙の技術を伝える活動も行なっています。森田さんの作る「すかし和紙」は、身につけられるアクセサリーから、カーテンとなる大きな作品まで多岐に渡り、日々の暮らしの中に和紙を取り入れるたくなるユーモアな提案には、表現の幅の広さを感じます。

 

今回はポストカードやA3判の作品から、これからの季節に活躍するうちわ、扇子などもご紹介します。和紙ならではの優しい風合いと、繊細な中にも強さを兼ね揃えた、森田さんの作品をご覧ください。

森田千晶の和紙

日程
2021/6/24(木)~7/27(火)
時間
12:00~20:00(最終日は17:00まで)
場所
d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F) Map d47 design travel store

●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

\関連イベント開催!/
d SCHOOL「森田千晶さんに学ぶ|わかりやすい和紙」
開催日程:2021年7月10日(土)、11日(日)
開催場所:d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F)

原料から和紙を作る工程を、全てご自身の手で行う森田千晶さん。楮の皮を剥ぐ・たたく・ちりとりをする…和紙作りの工程の一部を体験していただきつつ、森田さんから小川和紙についてのお話も伺いながら、自分の手で和紙を梳き上げましょう。
※開催についての詳細・お申込みは、近日中に公開いたします。
森田千晶の和紙

森田千晶

和紙造形作家。女子美術短期大学造形学科を卒業後、アクセサリーデザイン会社を経て小川町和紙体験学習センターにて講座を受講。その後同センターに勤務。海外でも紙漉きのデモンストレーションを行うなど日本の和紙を伝えるために活動。現在は坂戸市で二人の作家とともにアトリエ線路脇を構え、様々な作品の創作活動を行う。

 

http://senrowaki.com