愛媛 砥部焼まつり

砥部焼は、厚手で丈夫な白い磁器に、呉須と呼ばれる藍色ののびやかな筆使いで描かれる唐草や菊絵などの文様が特長です。1882年に開窯し、若手育成を通して現在の砥部焼としての産地形成に大きな役割を果たしてきた梅山窯、釉裏紅など独自に釉薬の研究を続け砥部焼の幅を広げている中田窯、伝統の中にも遊び心をもった独自の柄を模索する陶房遊。砥部焼らしさを継承しながらもそれぞれで作り続ける、砥部焼らしさとこれからの砥部焼を感じてもらえる3窯をご紹介します。

愛媛 砥部焼まつり

日程
2020/12/24(木)~2021/1/26(火)
時間
10:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA Map 鹿児島県鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ4F

●お問い合わせ:099-248-7804(鹿児島店)

梅山窯
1882年開窯。250年の歴史を持つ砥部焼を牽引してきた、産地を代表する窯元。高台のどっしりとしたクラワンカ茶碗、ぽってり厚い玉縁といった形や、筆で描かれる伸びやかな呉須の唐草模様など、砥部焼を象徴するデザインの多くは梅山窯によって生み出された。上絵付けの鮮やかな赤も特徴。釉薬は青みがかった白い肌を活かすつるりと滑らかな透明釉。厚すぎず薄すぎない絶妙な加減が重要で長い経験と勘が必要とされる。
中田窯
梅山窯から独立し1974年に開窯。独自に釉薬の研究を行い、新しい砥部焼の魅力を切り拓く。大きな特徴は釉裏紅(ゆうりこう)。通常は上絵付けで描かれる赤絵を、酸化銅で下絵つけを行い、釉薬をかけて焼成することで滲み出るような優しい紅色に発色する。発色が不安定な為焼成には技術が必要。釉薬はマット釉で、よく見ると泡立ったような肌をしており、この仕上がりが光を抑え落ち着いた風合となる。
陶房遊
中田窯から独立し2003に開窯。主にご主人が作陶、奥様が絵付けを担当。普段使いの器として日々の食卓で手に取りやすいよう工夫が凝らされており、絵付けは伝統的な砥部らしさを踏襲しながらも、新しさ、遊び心があり、リズム感のあるデザインとなっている。工房のすぐ隣には陶房遊の器を使ったカフェを併設し、実際の器の使い方の提案も行う。