竹の種類
高野竹工では、4種類の竹を使って竹箸を作っています。
・白竹(しらたけ)
京銘竹の中で最も生産量の多い、光沢の美しい竹。青竹を火であぶり、油をふきとって天日干しすると白竹になる。建築や茶道具、日用品な幅広く使用されている。
・紋竹(もんちく)
白竹の表面に薬品をかけ、人工的に紋のような模様をつけたもので、雲のように模様が美しい竹。図面竹(ずめんたけ)ともいう。一本一本異なる模様の出方に魅力がある。
・胡麻竹(ごまたけ)
白竹の生育過程で折れたり割れたりすることにより、表皮にゴマのような黒い小さな粒が生じる。根元から養分や水分を供給されたまま生きた状態で胡麻竹になるもの、枯死状態で胡麻竹になるものに分かれる。
・燻し煤竹(いぶしすすたけ)
煤竹は茅葺き屋根の骨組みとして使われ、長年囲炉裏に燻された独特の色と白く抜けた縄目が好まれる。燻し煤竹は、竹に水蒸気と圧力をかけ、人工的に炭化させてできたもの。(※京都産以外の竹を使用)