鹿児島の衣 -織りと染め-

鹿児島県本土から南へ約380kmの海に浮かぶ奄美群島。古くから南方との海上交通の要所であり道の島とも呼ばれ、南北より様々な文化が流入しました。亜熱帯気候である奄美大島は養蚕にも適した地だった為、織物が盛んになりました。約1300年の歴史を持つ古代染色である泥染めや藍染、緻密な絣織で繊細な柄を生み出す大島紬は鹿児島本土へも伝わり、現代の服作りにも大きな影響を与えています。今回は奄美の織りと染めを中心に鹿児島の織元や鹿児島で活躍する服飾作家の作品をご紹介します。毎日のくらしに馴染む鹿児島らしい装いをお楽しみください。
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【中江絹織物による織り実演行います】
日時:2019年10月20日(日)13:00~16:00時頃
場所:D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA
鹿児島市宮之浦に工房を構える中江絹織物の職人さんにお越しいただき、店頭で手機による紬織の実演を行なっていただきます。実際商品になるものを織りますので体験はできませんが、一般の方はあまり見ることのない大島紬の職人の手元を間近に見ることが出来ます。お手持ちの紬の手入れのご相談、大島紬との付き合い方、上手く着こなすポイントなどもお教えします。
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協力:HiHiHi、MULTIVERSE、中江絹織物、はじめ商事、藤絹織物、金井工芸(順不同)

鹿児島の衣 -織りと染め-

日程
2019/9/26(木)~10/29(火)
時間
10:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA Map D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA

●お問い合わせ:099-248-7804(鹿児島店)

奄美の織りと染めを中心に鹿児島の織元や鹿児島で活躍する服飾作家の作品をご紹介します。
HiHiHi
「日々の暮らしの中で、人人が光輝き、豊かな気持ちになれるものづくり」がコンセプト。鹿児島県姶良市蒲生町を拠点に服作りを行う。天然素材の持つ心地よい風合いや温もりを感じさせる衣服を製作。泥染や大島紬も積極的に取り入れている。


MULTIVERSE
鹿児島市内に工房を構える服飾作家。デザインから素材選び、パターン、縫製、アイロン掛けに至るまで一貫して一人の手で製作。天然素材を使用し、素材の風合いや表情を大切にしたシンプルな服は暖かみがあり自然な着心地。天然染色は金井工芸が担当。

中江絹織物
鹿児島市吉田町に工房を構え、大島紬を中心とする絹織物や染色、製品づくりまでを一貫して行う織元。伝統技術を守りながら新しい技術やアイデアを取り入れ、現代生活の中でも生かせるような商品開発を行っている。芭蕉糸と絹糸を織り合わせた”芭蕉紬”など独自の織物も。

はじめ商事
奄美の有屋集落で8代続く大島紬の織元。大島紬の製造だけでなく伝統の技術や道具を用いて様々な物作りに取り組んでいる。近年では着られなくなった正絹の着物を裂き、織り直した「奄美布」にも力を入れている。

藤絹織物
鹿児島市南栄町に奄美の原風景や文化を伝える「奄美の里」に工房を構える。大島紬の製造見学や体験も行っている。1973年には『都喜ヱ門』というブランドも展開。

金井工芸
奄美市龍郷町の天然染色工房。大島紬の糸染め専門だったが、現在は糸に限らず様々な染色にチャレンジしている。HiHiHiやMULTIVERSEの染めを行うなどアパレルメーカーとのコラボや、日本のみならず海外でもワークショップを行なっている。伝統を継承しながら新しい奄美らしさを模索している工房。

【中江絹織物】

【はじめ商事】

【藤絹織物】

【金井工芸】