1960年代から作り続け、世界中で愛されるロングライフチェア
1960年代からイタリアで作り続けられているCastelli(カステリ)社のDSCシリーズは、機能性と美しさを兼ね備えた、世界中で愛されているロングライフチェア。
DSCシリーズのはじまりである106、通称「カステリチェア」は、D&DEPARTMENTでは創業当時からUSEDアイテムとして愛着を持って買取、販売し続けてきた大切な椅子。日本国内での製造が終了してから約20年を経て、イタリアのCastelli社の協力により、日本の暮らしにあったサイズの「カステリチェア」を、D&DEPARTMENT別注モデルとして蘇らせました。
USEDになっても魅力が衰えない頑丈さとデザイン
ごくシンプルなフォルムでありながら、徹底的に機能面と公共で求められる耐久性を追求している椅子。枠となる金属フレームに、成形合板を挟み込み、締め上げて固定させる構造(クランプ構造)です。木に金属を打ち込むと、長年負荷がかかってくるとどうしても木が負けてしまいます。クランプ構造であれば、直接木を痛めることなく、結果的に耐久性に優れます。実際、入荷してくるUSEDは公共空間でハードに使われていたと思われますが、構造が故障しているものというのはあまりなく、細かいパーツ交換や張り替えで対応できるものでした。垂直に積み上がるスタッキングは、本体への負荷も少なく、その積み上がった様子も良いです。スタッキングチェアとしてはやや重さがありますが、その分様々な動きや姿勢に耐えられる安定性があります。
アルミは金属の中でもやわらかく、使うほどにどんどん傷がつくのですが、アルミが傷だらけのUSEDは貫禄が出て、また違う良さがあります。経年変化は、頑丈だからこそ楽しめるもの。傷がついても、多少汚れても格好がいい、この椅子の工業的な要素も魅力の一つです。
カステリチェアへの想いから、実現した日本モデル
D&DEPARTMENTの中で一番長く使われており、販売も続けている椅子は、このカステリチェアではないでしょうか。中古を見つけては必ず仕入れ、会議室や共有スペースのいたるところで採用しています。ごく当たり前にいつもある椅子。でも、すでに日本ではずいぶん前に製造が終了しており、情報があまり残されていない謎の多い椅子でもありました。
長年、D&DEPARTMENTがUSEDカステリチェアを販売していることを知るdの仲間が、イタリアのカステリ社と通じたことをきっかけに、「カステリチェアは今でもイタリアで作られているようなので、販売しませんか?」と声がけをもらいました。さっそくイタリアから取り寄せて実物を確認したところ、オリジナルは大きくて座面も高く、私たちの慣れ親しんでいた日本製のカステリチェアとは少し違いました。ダメ元で日本向けのサイズで作ってもらえないか…とかけあってみたところ、まさかのOKをもらうことができ、今回のモデルが実現しました。
推薦理由
私たちD&DEPARTMENTは、とても勉強会が多い会社です。会場となるショップで使用する椅子は、USEDでその時にたくさんある椅子だったりします。長年スタッフとして、様々な椅子に座って勉強会に参加していますが、長時間に適した座り心地の椅子というのがだんだんわかってきます。1時間、2時間と経つうちに、ダメな椅子はとにかくおしりや腰がどんどん痛くなってきます。そんな中、カステリチェアに座っていて気づいたのは、長時間座っていても楽、ということでした。少し広めの座面と、曲面がやさしく身体に馴染みます。この椅子ができた1960年代当時、いちはやく人間工学を取り入れて作られたということが納得がいきます。(有馬まどか /商品部 家具担当)
●ご購入前にご確認ください
・完成品でお届けするため、購入前に必ず[ こちら ]で搬入経路をご確認ください。
●配送料について
・こちらの商品は[ 家財便A:4]です。お届け先エリアに応じて、別途送料がかかります。送料表は[ こちら ]からご確認ください。
関連情報
特集ページ >「日本人の体型に馴染むコンパクトなカステリチェア」