スタッフの商品日記 007 エトレ スタンダードスクイジー

毎日窓掃除をして辿り着いた道具

D&DEPARTMENT TOKYOでは毎朝スタッフがエントランスのガラスを掃除しています。私が入社した頃はガラス用洗剤を吹きかけ、雑巾で拭いていました。苦労するわりに終わってから見返すと拭き跡が残っていてかえって汚く、やり直すこともしばしば。そこで適当なスクイジーを買って使い始めました。スクイジーとはいわゆる「水切り」のことです。はじめは快適に思えましたが、毎日使っているとだんだんゴムが波打ち、跡が残って汚くなってしまうように。ゴムが交換できないタイプで、結局本体ごと買い替えなくてはいけないことがわかり、もっと品質がよく、最低限のメンテナンスで使い続けられるスクイジーについて調べていてたどり着いたのが多くの窓清掃のプロが支持するエトレのスクイジーでした。

製品が生まれた背景
エトレ社の始まりは、第一次世界大戦後、1930年代のアメリカ。北イタリアからの移民で掃除夫だったエットーレがひとつのスクイジーを開発したことから始まりました。それまでのスクイジーは、重く大きく、消耗品であるゴム部の交換に多くの金具を使用していましたが、エットーレは小さく軽量、ゴムをスライド式で簡単に交換できるスクイジーを作りました。真鍮製が本体のスタンダードスクイジーは、80年以上経っても発売当時のものとほとんどデザインが変わっていません。今では様々な清掃用品を展開していますが、原点となるスクイジーは今でもアメリカの本社で製造し、世界中の清掃業界を支えるナンバーワンブランドになっています。

プロに支持される理由
スクイジーの良さとはどこで判断するのか。ポイントは「ゴム」です。エトレのスクイジーのゴムは人工ゴムと天然ゴムの絶妙な配合で作られいます。適度なしなりと硬さがあり、視認では判別できないほどに凸凹がなく、綺麗な直線をもっています。完成品は1本1本人の手で触感を確かめながら検品し、高い品質を保ち続けています。このゴムに勝るものが作れるメーカーがないことから、日本国内でもほとんどの窓清掃のプロがエトレのスクイジーを使用しています。ぜひ街で窓清掃をみかけたら、その手元を見てみて下さい。

メンテナンス
ゴム部分の替え時は、角が丸まってきたら。消しゴムの角のように磨耗していきます。ガラスに水切りの跡が残るようになってくるので、それがサインです。プロは週単位で交換していくようですが、私が家庭で約5年使用しているスクイジーはまだまだ角が立っていて交換しなくても大丈夫そうです。さすが業務用です。ゴムの角は表裏で2つあるので、1つの角が減ったら裏返して付け直せばまだ使えます。保管時にはゴムの角の直線が歪んでしまわないよう、ほかのものが触れないようにしています。屋外に放置しておくとゴムの劣化につながるので、屋内保管にしています。

窓掃除が日常になる
ふだん暮らしていて窓掃除は頻繁にするイメージはないかもしれません。もしかしたら、年末の大掃除の1回だけするかしないか程度かも。それは窓掃除は面倒なイメージだからではないでしょうか。私は以前はそんな風に思っていましたが、とても手軽に窓ガラスがきれいになることを知り、嵐のあとや花粉の季節に、家の窓が少しくすんで汚れている気がする時にはささっとやるようになりました。すっきりと部屋まで明るくなるようで気分が良いです。

いつも私が用意しているのはこの5つ。「大きめのスポンジ」「水を入れた容器」「スクイジー」「雑巾」「ゴム手袋」だけです。スポンジに水を多めに含ませて、ガラス全面を拭いて汚れを浮かせます。汚れがひどい時はガラス用洗剤を使いますが、普段は水で十分綺麗になります。そしてスクイジーを一列ずつ、ひとふきごとにゴムを雑巾でぬぐいながら全面にかけたら終わり。この作業だけで10分もかからないので、やろう!と思いったった時に軽い気持ちでできるのは、このスクイジーを買う前とは大違いです。何日か前の嵐でくすんでしまった窓を掃除してビフォアアフターを撮ってみました。


これは窓1面だけだったので、すぐ終わりました。まだまだ一般家庭では馴染みがないかもしれないスクイジーですが、使ってみるとその使い心地の良さ、仕上がりの綺麗さに驚くと思います。消耗部分は交換できるから、1本買えばずっと使えます。エトレのスクイジーはネットショップでもご紹介していますので、是非ご覧ください。


エトレ スタンダードスクイジーの商品ページ