つづくをたべるレシピ 060 福岡「かぼちゃのだご汁」

お米より小麦を主食とした九州で作られてきた「だご汁」。出汁にはいりこが使われます。かぼちゃのルーツは、ポルトガルから現在の大分県あたりに入ってきたと言われていて、大分と福岡の県境に日本最古のかぼちゃが根付き、季節になるとよく食べられていたそうです。とろとろに溶けた甘いかぼちゃに、ほんのり塩味の効いた団子がよく合います。案外簡単なので、お子さんとも一緒に作れます。

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材料 ※3人前
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◯小麦粉 100g
◯塩 2つまみ
◯水 50cc

A
◯いりこ出汁 600cc
◯かぼちゃ 300g
◯きのこ 60g
◯味噌 適量

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作り方
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1. ボウルに小麦粉と塩を入れ、水を少しずつ加えながら、箸でかき混ぜる
2. 水を全て入れたら、手でよく捏ねる
3. ツヤが出てきたら、乾かないよう30分置く
4. いりこ出汁に、ひと口大のかぼちゃときのこを入れて煮る
5. 沸騰したら、3のだんご生地を指でちぎり入れる
6. 5分ほど経ち、かぼちゃとだんごに火が通ったら、味噌を溶き入れる

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メモ
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*かぼちゃが少し溶け出すくらいのとろ火で煮るのが、おいしく仕上げるためのミソ。かぼちゃの甘みが汁に溶け込み、どこか懐かしい味に仕上がります。